人生につまづき、孤独に慣れすぎた一人の男がいた。
年下の恋人と過ごす冬のひと時は、静々とした雪景色の中においてどこかはかなく、彼女の優しさが余熱を生み男の深部に届きかけた瞬間、男はふと佇立しうろたえる。
失意から再生へと向かう過程に描かれる曲折した愛とは何か。
男の中で、ただ過去の記憶だけが細かく飛散する――。
*本文:3,716文字
<作者より>
本当に大切なものはすぐ目の前にあるということを、私たちはつい見落としてしまいがちです。
幸せとは、今がそうなのだと気づける時にこそ生まれるのかな、と。
少ない人生経験を通して、そう感じているところです。
誰かとの別れやその哀しみを克服しようとしているあなたに、この小さな物語を捧げます。
hihitoshite KOKUHAKU MELON (SAKKABUNKO) (Japanese Edition)
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