Honmeino-majo004 Wakusei-Hasiera series (Japanese Edition)

バスクーニア地方のエズパタ山にて初代賢童女マルレーナ・バステレチェアに対面したギリアン・ラベックとジゼラ・バルカは、そこで「ジェイコブ」の正体をも知らされる。
千年前に出奔して以来、古世紀の超技術を無邪気にバラまく「ジェイコブ」は、その実マルレーナによって作られたバックアップ用のアンドロイドだった。
自身の犯した過ちの責任を取るため、マルレーナはギリアンやジゼと共にヴァンツール帝国に向かうことにする。しかしそれを申し出た彼女にマルセロが突きつけた条件は、アーデンに向かったユニットと合流する前にタラーブルスに寄り、そこである人物に同行を頼めというものだった。
既にアーデンに到着していたアーロン・レオーノフ以下「掃除屋」とウコン・カスティージャ率いる「回収屋」の四名は、ジゼたちの合流を本部から伝えられたものの、彼女たちが一向にやってこない事実に苛立っていた。しかしギリアンたちが到着する前にアーデンのアジトは窮地に陥ってしまう。
タラーブルスでマルセロに指名された協力者カイエン・ヒラヤマと無事合流を果たしたジゼたちは、ひょんなことからアガディルのアジトに危険が迫っている事実を知る。ジゼは悩んだ結果、アーデンではなくアガディルに行くことを決断した。
一方、一人ヴァンツール帝国の帝都カンパーラに到着したテオバルト・スドーは、「ジェイコブ」を捕らえるために兵器開発局に潜入するのだが――。