D.H.ロレンス研究の第一人者である著者が、法制史から日本文学を語る小説論。明治憲法と現憲法の相違を意識したうえで、明治憲法下で一般国民は如何に苦しんだかを、代表的な日本文学作品から指摘し、考察する。
取りあげた小説:中里介山『大菩薩峠』/臼井吉見『安曇野』/小林多喜二『一九二八・三・一五』/石川達三『生きている兵隊』/吉村昭『落日の宴』/浅田次郎『終らざる夏』/坂口安吾『堕落論』/高杉一郎『極光のかげに』/大岡昇平『俘虜記』/大岡昇平『ながい旅』/伊藤整「馬喰の果て」(短編小説)/大岡昇平『事件』/帚木蓬生『逃亡』
著者紹介
倉持 三郎 1932年、愛知県に生まれる。東京教育大学文学部英文学科入学、東京教育大学大学院博士課程退位取得退学。筑波大学博士(文学)取得。東京学芸大学名誉教授。
主要著書 『D.H.ロレンス』清水書院、1987年。『トマス・ハーディ』清水書院、1999年。
『イギリスの詩・日本の詩』土曜美術社出版販売、1997年。『D.H.ロレンスの作品と時代背景』彩流社、2005年。『「チャタレー夫人の恋人」裁判―日米英の比較』彩流社、2007年。The Four Trials of Lady Chatterley’s Lover and Other Essays on D. H. Lawrence, etwas Neues, 2016年。(デジタル書籍)
hoseishikaramitashowanoshosetsu (Japanese Edition)
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