一九八一年夏、ハタチのボクはフリーター仲間の山本とともに、片道の交通費だけで大阪から北海道に遊びに行く。現地での職探しもままならず、北海道の友人けんちゃん宅でグータラな日をすごし、ようやく住み込みのアルバイトとしてポテト工場に勤める。
そこでヤンチャなおやじ「父上」と仲良くなる。仕事もロクにせずに、占いで決めた競馬で万馬券を当てススキノで豪遊したり、知らない人の葬式にもぐりこんだり、ヤクザの出所式にでたり、屠殺所でブタ殺しを経験したり、北海道の自然の中でハチャメチャな生活をはじめる。
途中、「父上」と行き違いになり、四日間で味噌汁一杯というひもじさも味わうが、たまたま入ったパチンコ屋で奇跡的な再会をはたす。そのパチンコ屋ではイカサマパチンコに興じ、またまた占いで決める競馬で大金を夢見るが、大金はつかめないまま二ヶ月にわたる旅は終わる。
おもしろいかどうか、を生きていく基準にする「父上」のその日限りの過ごし方は、ナニがあってもなんとかなる、という今後の人生の教訓をボクに与えてくれた。二十年ぶりに北海道を訪れ、ボクは忘れかけていたその頃を鮮やかに思い出した。
HOTTA IMO AGATTA: JINSEI KAETA BAKATABINO KIROKU (Japanese Edition)
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