一年ぶりに会った彼女はスイカになっていた。
「見て見て、ゆーくん。私、美味しそうでしょ?」
緑色に輝く彼女の姿を見て、僕は自分の間違いを思い知らされた。
人は、なろうと思えば何にだってなれるのだ。
*
短編の青春小説です(約15000字)。
スイカになった幼なじみと僕の、ある夏の日々について描いた作品です。
泣きたい人/笑いたい人/奇妙な小説が読みたい人におすすめです。
水池亘
1986年生まれ、千葉県千葉市在住。2003年より超短編作家として活動を開始。小説作品の代表作は「お返しにはペンシルパズルを」(『幻視コレクション 想い焦がれる追憶の行方』収録)。『超短編の世界』『超短編の世界 Vol.3』(創英社)に作品が掲載され、第20回電撃小説大賞三次選考を通過。4コマ漫画に関する執筆も行っており、『まんがタイムきららMAX2013夏の読書感想文コンクール』特別賞を受賞し、また同人活動として『きらら系4コマレビュー120』『今こそ津留崎優の話をしよう。』等のレビュー本を発表している。その他、三十弱もの初音ミクオリジナル曲を発表、十数個のペンシルパズルが『ニコリ』に掲載されるなど、活動は多岐にわたる。
TwitterID:mizuikewataru
If she did not eat the melon (Japanese Edition)
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