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    Internet Disorder: How to treat the Internet Addiction (Japanese Edition)

    Por Ikeda Yoshiko

    Sobre

    インターネット・アディクション
    その危険性と解決方法

    Internet Addiction

    こんにちは。池田慶子と申します。2002年登録のマチ弁です。

    さて、依存症には様々なものがあります。アルコール、たばこ、麻薬、コーヒー(カフェイン)、ギャンブル。これが重度になると、健康を害したり、死を招いたり、犯罪の原因になることさえあります。ところが、実は、これらの古典的な依存症の解決方法は、いたってシンプルなようです。
    「依存対象を、依存症患者の身の回りから処分して、そして二度と手に入れない。」
    これだけです。
    依存症患者は、普通の人にとってごく簡単なことにすぎない自己制御ができないので、これでさえも困難であることがあります。それでも、普通に考えれば、解決の為の方法論はいたってシンプルです。

    ところが、この方法ではうまくいかない、現代的な依存症の問題があります。

    それは、インターネット依存症です。

    いまや、相手先とのコンタクト、地図、時刻表、仕事や勉強でのリサーチ、音楽や絵画などの娯楽、料理のレシピ、銀行取引や株式取引、等々。インターネットの利用の場は広がっています。

    もはや、インターネットがなければ生活できない、よほど特殊な人でない限り仕事もできない、という時代です。それはもはや、貨幣経済のように、私たちの生活や仕事に組み込まれています。

    既に生活必需品といえるインターネットには、二つの危険性があります。

    一つは、長時間コンピューターの前にいることによる健康障害。

    もう一つは、個人情報漏れ(と、そこから発生する生命・身体・財産)の危険性です。

    本書では、前者の健康障害に、フォーカスします。

    インターネット依存症は、日本よりも先にインターネットの発展したアメリカで、より早期に問題が認識されました。そこで、アメリカの団体がシェアしているノウハウやニュースサイトの情報を日本語に訳しつつ、日本の実情に合うよう修正し、本書を作成しました。

    なお、アメリカの医学界では、インターネット依存症を、衝動調節障害の一つ、と、とらえつつあります。American Psychiatric Association 発行の日本語訳『精神障害の診断と統計マニュアル』第4版(DSM-IV)には、インターネット依存症は記述がありませんが、次の2013年5月に発売された第5判の "Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders"(DSM-5). で、初めて、 "internet gaming disorder" (IGD)  が、さらなる調査を要する精神状態、として、収録されました。Gamingという限定付きになっていますが、インターネット一般を観ても、HP上に次々に現れる検索結果や画像、文章は、いわばロールプレイングゲームのようなもの。インターネット利用自体が依存症を引き起こしている疑いは濃厚です。9つの診断基準を観ても、IGDの名称にもかかわらず、実質的にはIGとみている節が伺われます。過剰なインターネット利用全般に対する警鐘として、本書を上程致します。

    また、DSM-Ⅳの責任者であるDr. Allen Francesは、CNNの取材に対して、
    「10時間スクリーンの前にいても、インターネット依存症とは、必ずしも言えない。ただ、自分の意思で止められなければ、それは依存症の可能性がある。」
    と述べています。
    http://edition.cnn.com/2013/09/07/health/internet-addiction-treatment-center/

    「自分の意思で止めることができない。」
    確かに、全ての依存症の問題は、究極的には、この一点に絞り込まれます。インターネット依存症も、同じです。

    自らの意思でネット利用を切り上げることに困難を感じていらっしゃる方に、本書をお勧め致します。
    そして、お医者様を訪れて頂き、受診なさって下さい。
    本書では、解決の糸口を提供させていただきます。
    依存症患者の置かれた状況と症状は様々であり、具体的な依存症患者への治療は、リアルな世界における医師の診断・治療を必要とします。

    読者の皆様がインターネットを自己管理下に置かれ、その制御に成功して頂き、現実社会におけるquality of lifeを確実に手中に収めて頂くことを、祈願致します。

    平成28年4月10日

    著者紹介
    1993年 千葉大学法経学部法学科卒
    2000年 司法試験合格。
    2001年 司法研修所入所。
    2002年 弁護士登録。弁護士法人東京フロンティア基金法律事務所入所
    2004年 熊野ひまわり基金法律事務所所長。
    2006年 鵜の木総合法律事務所所長。現在に至る。
    2007年 更生保護法人斉修会評議委員。2015年から同監事。
    2012年 Temple Univ. Beasley School of Law 卒業。LLM。
    2013年 MPRE score 113.

    (目次)
    1 インターネット依存症とは
    2 解決方法1:心理的戦略
    コンピュータをさわりたくなくなるくらい、怖い実例を知ってみる
       ・・・まるで覚醒剤中毒患者、あるいはギャンブル依存症のような・・・
    インターネットのホラーストーリーを集めてみた
    3 解決方法2:原始的戦略
      コンピュータを減らす。
    4 解決方法3:最先端戦略
      アメリカに行って治療を受ける。
    5 番外編の余事記載:プーチンはどうしているか

    (ちなみに:余事記載とは)
    司法試験受験業界における方言。よけいなことであり、加点事由にならないどころか、原点事由になるので、極めてリスキーであり、原則として答案には記載してはならない。しかし、記述者の主観的には重要であり、かつ、ごくまれにホームラン答案となることに寄与するので、特にベテラン受験生にとっては避けがたい魅力を放つ、危険な記述。余事記載を止められないというのも、いわば、余事記載に依存するという、危険な兆候なのかもしれない。
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