investment theory through future prediction: future prediction by statics and innovation and investment theory (Japanese Edition)

投資と聞いたとき、具体的にどのようなイメージが思い浮かぶだろう。
法人であれば新規領域への進出、設備の購入、研究開発etc.
個人であればスマートフォンアプリでの株式購入、不動産投資、ベンチャー企業へのクラウドファンドでの投資etc.
などではないだろうか。これらに共通して言えることは、未来を予測し、そこに新たな変化を起こすためにお金を使っているということだ。市場規模を予測したり、株式会社の営む事業を分析し、業績予測したりといった行動の基礎には、「これからの社会はどうなるのか」についての未来予測がある。
さらに詳しくみるならば、投資のプロセスと競争ポイントは以下の通りである。
そしてこの理解から、本書の第一章で未来予測を、第二章で事業分析を述べる。
（投資のプロセス）
①各種統計や技術動向といった情報を集めて未来予測を行う
②その未来予測の中で成長する事業を探す
③事業者が事業の拡大に用いるための資金集めに投資で協力する
④事業の成長による経済的利得を得る
（各段階での競争ポイント）
①・未来予測に役立つ多くの情報を集める
・未来予測のために集めた情報を整理する
②・未来予測を展開し、事業と結びつけて考える
・事業の分析を出来ている
③・投資するお金がある
・投資と回収をする手段がある（④も共通）