富井篤著の既刊書の中から、すでに絶版となっている前置詞活用辞典、英語数量表現辞典、技術英語構文辞典(以上、三省堂)、技術翻訳のテクニック、続技術翻訳のテクニック(以上、丸善)と、現在も販売されている科学技術和英大辞典、科学技術英和大辞典、科学技術英語表現辞典、科学技術英語動詞活用辞典(以上、オーム社)など、9冊を厳選し、それらを解体してエッセンスだけを取り上げた上で加筆再編し、電子書籍の「技術英語 奥義と裏技」シリー ズとして順次出版しています。本書はその第12巻目になります。
内容
本書は、「翻訳とは、Source Languageを自然で正しいTarget Languageに訳すという『意味』の置き換えだけではなく、原文の持つデリケートな『ニュアンス』を正しく伝えることのできる作法でもある」ということに主眼を置いて書かれているもので、「倒置構文」、「強調構文」、「省略構文」、「一致構文」、「反復構文」、「挿入構文」、「分詞構文」の各種構文から成り立っています。
■次の和文に出合った時、どのように英訳されますか?
「いかなる場合にも, この工具は使ってはいけない」
‘In any case, do not use this tool.’ などと訳していませんか?
→ 本書の「倒置構文」がお待ちしています。
■それでは、次のような英文に出会った時はどのように和訳しますか?
‘On the earth, hydrogen is much less abundant.’
「水素は地球上ではあまり豊富ではない。」ですか。
■それならば、次の英文」は?
‘Hydrogen is much less abundant on the earth.’
→ 本書の「強調構文」がお待ちしています。
目次
ご利用に際して
電子書籍発行に寄せて
まえがき
1. 倒置構文
_1.1. 文法上必要な倒置_
__★翻訳のヒント[1]:技術文におけるカンマの用法
__★翻訳のヒント[2]:セミコロンはbut alsoのbutを表している
_1.2. 強調のための倒置
__★翻訳のヒント[3]: ワンランク低いレベルの情報の補足テクニック
__★翻訳のヒント[3]:冠詞の有無でこうも違ってくる
2. 強調構文
_2.1. 強調したい語や句を文頭に出す
_2.2. It is名詞thatで名詞を強調する
_2.3. 動詞の前にdo動詞を置く
_2.4. 述部動詞を大文字で書く
3. 省略構文
_3.1. 目的格の関係代名詞の省略
_3.2. 助動詞の省略
__★翻訳のヒント[4]:英語の__ is .… edは日本語の「__ を .… する」に
__●Teatime:顧客の英語のレベルはピンからキリまで
_3.3. 動詞の省略
_3.4. 主語(または、その一部)の省略
__★翻訳のヒント[5]:two other wires とthe other two wires
_3.5. 名詞の省略
_3.6. 特殊省略法
4. 一致構文
_4.1. 不定冠詞(aおよびan)と後置語の一致
_4.2. 代名形容詞と名詞の数の一致
_4.3. 主語と動詞の数の一致
_4.4. 関係代名詞の先行詞と動詞の一致
5. 反復構文
_5.1. 名詞の反復
_5.2. 助動詞の反復
_5.3. thatの反復
_5.4. to-不定詞のtoの反復
__★翻訳のヒント[6]:accidental activation
_5.5. 前置詞の反復
__★翻訳のヒント[7]:自動詞としてのapply
6. 挿入構文
_6.1. 接続詞の挿入
_6.2. 説明的な語句や節の挿入
__★翻訳のヒント[8]:動詞的に訳す前置詞
__★翻訳のヒント[9]::前置詞to + 現在分詞
7. 分詞構文
_7.1. 時・経過
_7.2. 原因・理由
_7.3. 結果
_7.4. 仮定
__★翻訳のヒント[10]:「....別に」とか「....毎に」はby ….で
_7.5. 条件
_7.6. 説明
__★翻訳のヒント[11]:「呼ばれている」にはいろいろな言い方が
_7.7. 動作・行為
_7.8. 手段
あとがき
次巻のお知らせ
編集後記
奥 付
本書はリフロー式の電子書籍です。技術翻訳や特許翻訳をお仕事にされる方, 英語論文を読み書きされる方, 技術翻訳を勉強される方々などに, お手持ちのKindle端末、スマートフォン、タブレット、そしてPC上で、本書のシリーズを気軽に読んでいただけたら幸いです。
著者略歴
富井篤: 1934年横須賀生まれ. 日本大学理工学部卒業. アメリカ系産業機械メーカーを退職後、(株)国際テクリンガ研究所を設立、爾来、翻訳歴40年、翻訳指導歴37年、執筆歴35年. 著作、訳本・CDを含め40冊
編集者略歴
渡辺恵子:東京出身、千葉大学薬学部卒業、薬剤師、大手食品会社研究所を退職後、1985年より主に医薬・化学関連の技術文書や論文などの翻訳に従事
内容
本書は、「翻訳とは、Source Languageを自然で正しいTarget Languageに訳すという『意味』の置き換えだけではなく、原文の持つデリケートな『ニュアンス』を正しく伝えることのできる作法でもある」ということに主眼を置いて書かれているもので、「倒置構文」、「強調構文」、「省略構文」、「一致構文」、「反復構文」、「挿入構文」、「分詞構文」の各種構文から成り立っています。
■次の和文に出合った時、どのように英訳されますか?
「いかなる場合にも, この工具は使ってはいけない」
‘In any case, do not use this tool.’ などと訳していませんか?
→ 本書の「倒置構文」がお待ちしています。
■それでは、次のような英文に出会った時はどのように和訳しますか?
‘On the earth, hydrogen is much less abundant.’
「水素は地球上ではあまり豊富ではない。」ですか。
■それならば、次の英文」は?
‘Hydrogen is much less abundant on the earth.’
→ 本書の「強調構文」がお待ちしています。
目次
ご利用に際して
電子書籍発行に寄せて
まえがき
1. 倒置構文
_1.1. 文法上必要な倒置_
__★翻訳のヒント[1]:技術文におけるカンマの用法
__★翻訳のヒント[2]:セミコロンはbut alsoのbutを表している
_1.2. 強調のための倒置
__★翻訳のヒント[3]: ワンランク低いレベルの情報の補足テクニック
__★翻訳のヒント[3]:冠詞の有無でこうも違ってくる
2. 強調構文
_2.1. 強調したい語や句を文頭に出す
_2.2. It is名詞thatで名詞を強調する
_2.3. 動詞の前にdo動詞を置く
_2.4. 述部動詞を大文字で書く
3. 省略構文
_3.1. 目的格の関係代名詞の省略
_3.2. 助動詞の省略
__★翻訳のヒント[4]:英語の__ is .… edは日本語の「__ を .… する」に
__●Teatime:顧客の英語のレベルはピンからキリまで
_3.3. 動詞の省略
_3.4. 主語(または、その一部)の省略
__★翻訳のヒント[5]:two other wires とthe other two wires
_3.5. 名詞の省略
_3.6. 特殊省略法
4. 一致構文
_4.1. 不定冠詞(aおよびan)と後置語の一致
_4.2. 代名形容詞と名詞の数の一致
_4.3. 主語と動詞の数の一致
_4.4. 関係代名詞の先行詞と動詞の一致
5. 反復構文
_5.1. 名詞の反復
_5.2. 助動詞の反復
_5.3. thatの反復
_5.4. to-不定詞のtoの反復
__★翻訳のヒント[6]:accidental activation
_5.5. 前置詞の反復
__★翻訳のヒント[7]:自動詞としてのapply
6. 挿入構文
_6.1. 接続詞の挿入
_6.2. 説明的な語句や節の挿入
__★翻訳のヒント[8]:動詞的に訳す前置詞
__★翻訳のヒント[9]::前置詞to + 現在分詞
7. 分詞構文
_7.1. 時・経過
_7.2. 原因・理由
_7.3. 結果
_7.4. 仮定
__★翻訳のヒント[10]:「....別に」とか「....毎に」はby ….で
_7.5. 条件
_7.6. 説明
__★翻訳のヒント[11]:「呼ばれている」にはいろいろな言い方が
_7.7. 動作・行為
_7.8. 手段
あとがき
次巻のお知らせ
編集後記
奥 付
本書はリフロー式の電子書籍です。技術翻訳や特許翻訳をお仕事にされる方, 英語論文を読み書きされる方, 技術翻訳を勉強される方々などに, お手持ちのKindle端末、スマートフォン、タブレット、そしてPC上で、本書のシリーズを気軽に読んでいただけたら幸いです。
著者略歴
富井篤: 1934年横須賀生まれ. 日本大学理工学部卒業. アメリカ系産業機械メーカーを退職後、(株)国際テクリンガ研究所を設立、爾来、翻訳歴40年、翻訳指導歴37年、執筆歴35年. 著作、訳本・CDを含め40冊
編集者略歴
渡辺恵子:東京出身、千葉大学薬学部卒業、薬剤師、大手食品会社研究所を退職後、1985年より主に医薬・化学関連の技術文書や論文などの翻訳に従事