【復刻版の原本】
この電子書籍は、以下の書籍の版面を複写し、シミ、ヤケ、活字のかすれ等をできるかぎり修正し、読みやすくした復刻版です(版面固定型)。
東郷茂徳『時代の一面-大戦外交の手記』(改造社 昭和27年7月23日発行)の前半部分(「第一部 第一次大戦より第二次大戦まで」)。
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【解説】
東郷茂徳は、日米開戦及び終戦時の外務大臣。「欧亜局長や駐ドイツ大使及び駐ソ連大使を歴任、東條内閣で外務大臣兼拓務大臣として入閣して日米交渉にあたるが、日米開戦を回避できなかった。鈴木貫太郎内閣で外務大臣兼大東亜大臣として入閣、終戦工作に尽力した。にもかかわらず戦後、開戦時の外相だったがために戦争責任を問われ、A級戦犯として極東国際軍事裁判で禁錮20年の判決を受け、巣鴨拘置所に服役中に病没した」(ウィキペディア)。終戦に導くにあたって、鈴木貫太郎内閣において、東郷外相は不可欠の存在でした。
この手記は、拘置所で病没する昭和25年7月の半年前、1月から3月半ばまでの2カ月余りの間に一気に書きあげたもので、面会に来た娘のいせに託したものでした。東郷は意見を聞かせてほしいとのことで、これから推敲する草稿のつもりだったようですが、残念ながら、その面会後5日目に亡くなりました。
拘置所内での執筆のため、参照すべき資料もなく、記憶に頼っての叙述ではありますが、それでも、日本外交の重大局面における当事者としての貴重な証言となっています。
全体構成は、次の三部立てとなっていますが、上巻では第一部を収録しています(奉天在勤時代から、在独大使、在ソ連大使時代まで)。
第一部第一次大戦より第二次戦迄
第二部太平洋戦争勃発迄
第三部太平洋戦争勃発後
JidainoIchimen-vol1 (KyorinsyaBunko) (Japanese Edition)
Sobre
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