<うつを取り巻く既成概念から自由になろう>
― まず、確認しておきますと、体内を無数の物質が循環しており、とりわけ脳においてはそれらが気分の調節に大きな役割を果たしているのは本当です。(中略)問題は、この小さな真実のかけらの周りを沈黙の内に行き交っている沢山の情報なのです。―(本文より抜粋)
うつを正しく理解するには、その周りを幾重にも取り囲んでいるカーテンを一度きれいに取り払う必要があります。この「人生にうんざり」第二巻では、あちこちで幾度も繰り返されてきたため、既成の事実であるかのように思い込まれているうつにまつわる9つのクリシェ(決まり文句)を、著者ルチア・カノヴィが徹底的に解剖します。
うつは「真性の疾患」であり、「単なる落ち込みとは全く別」のもので、「化学的不均衡」や「遺伝的要素」によりおこるものだと思われていますか?うつは「意志ではどうにもできない」もので、「誰にも責任はなく」、「医師に相談」するべきものだと思われますか…?広く流布しているこうした考えから、今こそ自由になるべき時です。
目次
●うつは「本物の病気」?
●うつと抑うつ状態の間
●いわゆる一つの「化学的不均衡」説
●遺伝的宿命という神話
●突然嵐のごとく
●意志に何ができる?
●誰のせいでもない
●暗い想念という「症状」
●本当に彼らを信じなければならない?
【「人生にうんざり?」Kindle全13巻 】
1.私以外は万事快調!
2. うつは病気ではありません
3. うつに意味があるならば
4. 煙草とアルコールからの生還
5. 自殺神話の徹底解剖
6. うつの真の原因
7. うつと統合失調症
8. 抗うつ剤、その嘘と結果
9. フロイドはお友達なんかじゃない
10. 治療?拷問?電気ショック
11. 名もなきうつ
12. 毒をもって毒を制す?
13. 幸せよこんにちは
著者プロフィール
1973年フランス南部に生まれる。1987年から1994年にかけて6つの文学賞を受賞。大学教授資格(現代文学)保持者。7年以上の執筆、調査、推敲期間を経て2012年に出版されたこの「人生にうんざり?」は、ユーモアと良識に富んだ新しいタイプのうつのガイドとして既にフランスの読者の間で高い評価を得ている。現在英語、スペイン語、イタリア語、ドイツ語、ポルトガル語、ロシア語、日本語の7カ国語版の出版を準備中。
翻訳者プロフィール
セント・トーマス大卒業。パリ商工会議所認定商業仏語試験(CCIP)DFA2レベル取得。
Jinsei ni Unzari Volume 2: Utsu wa byoki dewa arimasen (Japanese Edition)
Sobre
Baixar eBook Link atualizado em 2017Talvez você seja redirecionado para outro site