「子どもが小学校高学年や中学生になったら塾に入れる」は、今や誰も疑わない常識!? 「塾に入れても成績が伸びなかったら家庭教師に」も、そうなりつつある?! でも、考えてもみて下さい。塾の費用が家計を圧迫していませんか。兄弟姉妹が全員塾通いすれば、その経済的負担は相当なもの。それでは少子化にもなります。そもそも学校で教えていることを家で予習・復習すればすむはずのことを、なぜ塾なんて通わなくてはならないのか。「塾に行けるか行けないかの差が教育格差になる」なんて、ちょっとおかしくはないですか。
苦労して子どもを大学に入れたはいいが、卒業の前に資金が尽きてしまうという「教育費破産」の問題も、初等教育・中等教育の段階でお金がかかりすぎるのが原因なのです。小中学校は義務教育で無償、公立高校もそれにならっているというのに。
本書では、そんな塾・家庭教師という教育ビジネスに頼りきっているこの国の「おかしさ」を、お父さんお母さんたちに真面目に考えてもらいたい、という思いから書かれました。小学校・中学校の教育は、本来であれば「学校だけで十分」であるように制度設計されているはずですから、そこにある意味むりやりに介入した教育産業は矛盾を抱えざるを得ません。本書では、それを「構造的欠陥」と呼んでいます。それはどういうことでしょうか。文系理科向上委員会の「科学短歌」ウェブサイトの好評記事を書籍化。
目次
塾・家庭教師には「構造的欠陥」がある
教育で金儲けするとは
juku katei kyoshi wa kekkan shohin dearu: kodomo no kyoiku wo makaseru maeni oya toshite shitte oku beki koto (Japanese Edition)
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