3月の人事異動内示、「どうせ来年も東京だろう」とたかをくくっていた私の目に飛び込んできたものは、「大阪支店」の4文字であった。思えば全国転勤を拒めない総合職として私が今の会社に入社して早20年、東京勤務が16年と長かったのでそろそろ時期と言えば時期だったのかもしれない。しかし、1年前に念願の戸建住宅を建てたばかりだし、子供は4月から幼稚園生だ。幸いというかなんというか世帯向け社宅は会社が大阪に用意してくれるので、家族ともどもの異動を妻に提案したところ「絶対にイヤだ。一人で行って。」とのこと…。しかし、今の状況でも家計はぎりぎり、会社から単身赴任手当は出るものの、そこから大阪での住居費は出さなければならないし、大阪から東京に家族の顔を見るために戻る費用も必要だ。私が家計のことから再度妻を説得してみたが、そもそも家計簿すら付けない妻なので、がんとしてゆずらない。仕方なく、私は単身赴任生活を始めたのであった。
単身赴任生活を始めたと言っても、経済的な苦しさは変わらず、にもかかわらず妻は「生活費で必要なんだから毎月○○円は振り込んでよ。」と勝手なことばかりを言う。こうした私に残された手段は、いかに家計を節約して生活するかという工夫しかないのであった。この本では、こうした状況に至った私が頭を絞って考えた71の方法を書いています。頭を絞る上で役に立ったのは、やはり以前勉強して資格を取得したファイナンシャル・プランナーとしての知識でした。正直、節約して生活するだけでは気持ちが参ってしまいます。しかし、無駄をなくして工夫して生活すすることは、とても楽しいことです。私が培ったこの71の方法のいくつかでも使っていただければ、単身赴任のみならず家族の家計のゆとりが2割は増えていくと思います。
<本書の構成>
本書は以下の7章から成っています。
「第一章 これだけでも十分、絶対に行いたい究極の節約法」では、全ての節約の礎になる節約法を書いています。これだけを行うだけで家計のゆとりは相当変わってくると思います。究極の秘伝をいきなり披露してしまいます。
「第二章 0円からでも収入部分が増やせるとっておきの方法」では、ちょっとした時間を使って収入を増やす方法やプラスアルファでいろいろとお得になる方法を書いています。
「第三章 地味ながらもかなり効く節約の技」では、日常生活のちょっとした工夫で節約できるお勧めの方法を書いています。
「第四章 1食100円でも美味しく楽しい食費の見直し法」では、一ヶ月1万円以内で十分食べたいものが食べられる方法を書いています。
「第五章 誤解を恐れずに言ってしまいます、常識はずれかもしれない節約の裏技」では、ここまでやるのか!と思われそうな節約の方法を書いています。
「第六章 お金がなくても楽しめる充実の余暇の過ごし方」では、節約をしながらでも楽しく私生活が過ごせる方法を書いています。
「第七章 備えあれば憂いなし、節約してもこれだけはやっておこう」では、節約をしつつも、これだけは費用をかけたい事物を書いています。
全7章、どこから読んでいただいても大丈夫です。
kakeinoyutoriwonen10manenhuyasuhissyounohousoku (Japanese Edition)
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