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男性版ピンクリボン運動「Ｍｏ‐ＦＥＳＴＡ」開催に向けて

　日本で初めてのラン＆ウォークイベント「Ｍｏ‐ＦＥＳＴＡ」が開催される。１１月１３日は大阪城公園。１２月１７日は東京立川の昭和記念公園だ。僕はその実行委員会の事務局として、今、開催準備に追われています。

　初開催のラン＆ウォークイベントだからと言って、 何をいまさらそんなに頑張っているのか？　先ずは、「Ｍｏ‐ＦＥＳＴＡ」開催の起源である「Ｍｏｖｅｍｂｅｒ」の話から、説明を始めてみたいと思います。

　近年、欧米豪では「Ｍｏｖｅｍｂｅｒ」というチャリティ運動が盛んになっています。「Ｍｏ（口髭）」 +「Ｎｏｖｅｍｂｅｒ」の合成語で、１１月に一斉にひげをのばすことにより、男性の病や健康の啓発を行い、ご寄付を募る運動です。しかし、ひげを伸ばすという行為は、わが国と海外では、文化や社会事情の違いが大きく、これをそのまま根付かせるのは至難の業と思われます。
　
　そこで、「Ｍｏｖｅｍｂｅｒ」のシンボルとしてすでに世界で認知されているひげというアイテムを活用し、新たなムーブメント「Ｍｏ‐ＦＥＳＴＡ」を提唱します。付けひげや、ひげを描いたＴシャツや風船など、ひげに関するアイテムを身に着けて、老若男女が走ったり、歩いたり･･･ユーモラスに男性のがん・メンズヘルスを「ひげ」でアピールする「ラン＆ウォーク」イベントです。
　日本ではランニングブームの追い風があり、ウォーキングも盛んです。女性のがんの代名詞とも言える乳がんを啓発するピンクリボン運動はすでに定着していますが、これまで男性のがんやメンズヘルスについて、社会に広く啓発する運動はほとんど行われていませんでした。

「Ｍｏ‐ＦＥＳＴＡ」の参加者を増やし、余剰金を捻出し、関連する研究や活動をおこなう団体に対し、 明白な形でご寄付という支援ができればと考えています。「Ｍｏ‐ＦＥＳＴＡ」を一言で簡単に言うなら、「日本版Ｍｏｖｅｍｂｅｒ」であり（海外で行われているＭｏｖｅｍｂｅｒ運動とは直接の関係はありません）、「男性版ピンクリボン運動」と言っても良いでしょう。