karisumayobikoukousigaosierupurezenntarnotamenoparfekutobaiburu: anatamonarerukarisumapurezenntar (Japanese Edition)

（「はじめに」より抜粋）

⒈門外不出のメソッド、完全公開
　私は、これまで予備校講師として、業界でもトップの現場で、長年にわたり第一線で教壇に立ってきました。
予備校業界というのはとてもシビアな世界です。
生徒からの人気が無くなれば、翌年には契約が大幅減額更改、
そしてそれが数年続けば、その職を追われるという世界です。
　そんな過酷な世界で、かつ Top of Top の講師として走り続けるために探求し、
磨き続けてきた技術、そのすべてをお伝えするのが本書の目的です。
そしてこれは、世のセミナー講師、指導者、教師、政治家…といった、
人前に立つ者（プレゼンター）すべてに必須のスキルでもあるでしょう。
　本書は、私が長年の経験と探求の末にようやく知りえた門外不出のメソッド＆スキルを、
出し惜しみゼロで読者に完全公開いたします。


⒉他のプレゼンテーション本との違い
　これまで数多くのプレゼンテーション本が世に出てきました。
しかしその多くは、
「表情や発声のみに特化したもの」
「アメリカ発のプレゼンテーションスキルを焼き直したもの」
が主流で、どれも似たり寄ったりな内容でした。
　それに対して、本書の特色は大きく以下の５つになります。

①「立ち居振る舞い、身振り手振り」から「つかみ」「展開[構成]法」「ネタ作り」「表情」まで、
プレゼンテーションに必要なあらゆるスキルが網羅的に紹介されている
②プレゼンターとして、オンリーワンになるためのブランディングとその方法論が紹介されている
③世の（歴史上の）カリスマ達が使っていた（人を引き込み巻き込む）スキルを、
初めて「言語化」 「フォーマット化」し、誰もが理解し、誰もが”実践”できる技術としてそれが紹介されている
④日本語の特性をプレゼンテーションに最大に生かす方法論が紹介されている
➄ただ（話が）上手いだけではない、”魂を揺さぶる話”とは。そしてその作り方が紹介されている


⒊一流プレゼンターに求められる「空間支配力」
　一流のプレゼンターに求められるのは、単なる話術の巧みさ（流暢さ・面白さ・わかりやすさ）だけではありません。
圧倒的な影響力を（聴衆に対して）持つために、それにプラスしてプレゼンターに求められる必須の要素があります。
それは

　　　　　　　　　　　　　　　　　「空間支配力」

「空間」とは、「その場」だけでなく、「その場にいる人々の意識」をも含みます。
その場とその場にいる人々（の意識）をまるで手のひらでビー玉を転がすように、自在に操り、
自身の伝えたい内容を思うがままにそこに落とし込んでいく…。
それこそが「空間支配力」です。
そしてこれ（「空間支配力」）は、古今東西の「カリスマ」と呼ばれる人々（指導者・政治家・教育者…）に共通する資質でもあります。
　もし貴方がこの力を手に入れ、パフォーマンスに取り入れることができれば、
自身の能力・格を大きく高め、プレゼンターとしてこれ以上ない飛躍が可能となるでしょう。
そして私と同じような成功を（ご自身の業界において）達成することができることでしょう。


⒋これまで誰も言語化できなかったスキル
　しかしながら、この力(技術・資質)を手に入れるのは、これまで容易なことではありませんでした。
なぜなら、この力を有し、使いこなすことができている人（カリスマ）たちは、
無意識のうちにこれを発揮し、行っているところが多く、彼ら自身、そのノウハウを言語化して（どうすればその力を手に入れ、
使いこなすことができるのかを）説明することができなかったからです。
ただ、それではいつまでたっても一部の才能ある者のみが独り占めしている「特殊技能」で、これは終わってしまいますね。
そこで本書では、「自ら（プレゼンター）と対象（受講者）が居合わせるその空間を圧倒的に支配し、
聴く者を自在に引き込み・巻き込むための方法論」を、

　　　　　　　　　　「言語化」 「フォーマット化」

し、これを求める人々、「誰もが理解し、誰もが”実践”できる技術」としてまとめあげました。
そしてこれは、繰り返しますが私の長年の経験と探求の結晶とも言える内容です。

それでは早速、その「秘伝」と言って過言ではないスキルを、一つ一つ紹介してまいりましょう。
　ただ、本書では、まず初めに、「自己紹介」と「結婚式のスピーチ」において、
他に差をつける方法論を紹介するところからお話をしていきます。
　その理由は、この２つは、（人前で話すことに関して）世の人々が最も数多く遭遇するシチュエーションであり、
それだけに、多くの人々が悩むジャンルだからです。
　それでは、Let’s start! です。