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    kigyoukeieinokakurituronntekisimyure-syonnkarakigyoukeieiwokanngaeru (Japanese Edition)

    Por Nijihousi

    Sobre

    この本は、競馬型ゲームの本質は、どの馬が勝つか当てる事ではなく、勝率に対する一般投票者の歪みを把握することによって有利となるゲームである、ということを説明したものです。 競馬をおやりになる方のみならず、会社経営や投資とリターンの関係に興味をお持ちの方にもきっと役に立つと思っています。
     できるだけ興味を持って読んでいただこうと、理解しやすい例え話を用いて、平易に解説することに努めてみました。しかしどうしても数学的考察に触れないわけにもいかず、あまり数学に馴染みのない方には難解な箇所もあるやも知れません。そんな時は、その部分を読み飛ばして頂いて結構です。ただ説明されていることは、数学的に、確率論的に証明ができていることを銘記して下さい。
     学生時代にふとしたことからこの考えを思いつき、30代初めの某研究機関に派遣された時期におおよその骨格が頭の中で組み上がりました。このたび、放送大学にて、熊原啓作先生の指導を受けて、ようやく、きちんとしたかたちのまとめあげることができました。この本に、アカデミックな価値が少しでもあるとしたら、それは全て熊原先生の指導の賜物と思います。感謝申し上げます。また様々なご意見を下さいましたゼミの皆様にも感謝申し上げます。
     この考え方は、とても基本的なことであるにも関わらず、既存の書物ではほとんど触れられていません。外国の文献を含め、「意思決定論」や「ゲームの理論」も探してみましが、記述されてはおりませんでした。競馬の指南本などには、「オッズのゆがみ」などの言葉で時々現われるのですが、感覚的に使われているに過ぎないように思われます。
     この考え方は、競馬的ゲームの本質をついているのみならず、広く会社経営にも羅針盤となり得ると思っています。もしプロの経営者が等しくこの考え方を身につけたなら、資本主義の欠点である周期的な恐慌すら緩和できると本気で考えております。

    以下はその書き出しの部分です。

    一.ディープインパクトに勝った馬
     近年の名馬と言えば、誰しもがディープインパクトを思い浮かべることだろう。2004年12月19日2歳新馬戦でデビュー、14戦12勝。三冠馬。そしてその子供達が今なお重賞を席巻している。
     先ずはそのデビュー戦の実況を覗いて見よう。
    阪神競馬場のかわいた空気を切り裂いてディープインパクトが世にその姿を表した。
    「ディープインパクトはお姉さんがレディブロンド、お兄さんがブラックタイドという期待の新馬。その注目の初戦です。今スタートを切りました。ディープインパクトはそれほど良いスタートではありません。~
     さあ直線コースに入ってくる。先頭コンゴウリキシオー、外から一気にディープインパクト、さあ代わってディープインパクト先頭か、間からはテイエムカイブツ。ディープインパクトが先頭。2番手はコンゴウリキシオー。残り100メートルを通過する。リードが2馬身から3馬身に広がってゆく。更に差は広がっている。ディープインパクト、圧勝で~す。」
     その後、ディープインパクトは数々の伝説的な勝利を続け、次表のような輝かしい戦績を残し、競馬ファンのみならず、多くの人々に深い衝撃(ディープインパクト)を与えたのである。
     しかし、この名馬を投資として考えた場合はどうなのだろう。貴方はディープインパクトが稀代の名馬であることを事前に察知したとする。よってディープが走る際は必ず単勝馬券を買うこととした。大枚1万円用意し、必ずディープの単勝馬券を購入。貴方はレースのたびに、胸をときめかせ、14レース中、12回の払い戻しを受けることとなる。しかし貴方のつぎ込んだ14万円は、結果して13万7千円となり、ほんの少しだが損失を出してしまう。競馬馬券は全ての人の投資額から、主催者側が20~25%を控除し、残りを当てた人で分配する仕組みとなっている。よってランダムに無限近くまで馬券への投資を続ければ、回収額は投資額の8割以下となるとはずである。ほぼイーブンにまで持ち込めたのはさすが名馬といわざるを得ない。
     一方、同じくその新馬戦でデビューし、ディープに敗れたコンゴウリキシオーの戦績を同じ尺度で見てみよう。
     コンゴウリキシオーは36戦して、7勝している。ディープのような重賞の勝ちは一つもない。とは言え毎回コンゴウリキシオーの単勝馬券に1万円を投資をしたら、投資額36万円は46万4千円の回収額になったはずである。回収率1.29。この点においてはコンゴウリキシオーは同期の名馬ディープインパクトに勝ったのである。
     同じような尺度で、ディープの2戦目若駒Sで2着となったケイアイヘネシーの回収率を覗いてみる。16戦し、僅か2勝。しかしそのうちの1勝は、12番人気から勝利して、64.8倍の払い戻し率となっている。生涯回収率は4.18である。
     強い馬と儲かる馬は異なる。それはこの事実から明らかであろう。ところが大方の競馬ファンは一生懸命どの馬が強いかの情報収集に明け暮れている。それでは「儲かる馬」とは何なのか。次章以降、その秘密を数学的・確率論的に分析して参ることとしたい。
    (以降の章立て)

    二.ルーレットを確率論から考える
    三.競馬型ゲームの定義
    四.馬の勝つ確率を把握できた場合の戦略
    五.大きな勢力と小さな勢力の競馬ゲームにおける差違
    六.複数要因により勝率が決まる場合
    六.競馬ゲームの基本原則
    七.実際勝率と全体投票率
    八.競馬型ゲームの総括
    九.企業経営の意思決定への応用
    十.一般的な会社意思決定方式の問題点
    十一.陥りやすいバイアス
    十二.バイアスを打ち消すもの

     テレビ番組にお宝鑑定団というのがあります。伝来の家宝と言われている品々を取り出してきて、ドキドキしながらその価値判定を専門家に委ねます。金額の多寡や真贋よりも、むしろ「真実」に触れて出品者は安堵しているように見て取れます。私にとってこの本の出版は、ちょうど鑑定団に出品する人と類似の心境なのです。少しでも多くの方にお読みいただき、私の「思っていたこと」がそれなりの意義と価値のあるものなのか否か、ご感想やご教示を賜ることができたなら幸いです。
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