kimagurehaname (Japanese Edition)

　平林真由美はアニメ専門の書店に勤めている。そこで新刊の本を整理していると、花の妖精「はなめ」が現れた。「はなめ」は自分の心の内を花言葉を通し、いろいろな花になることによって自分を表現している。そして、はなめは召使いであるのに、お仕えすることができなく最後まで悩む。
　一方、真由美好みのフリーター、大西達也は友達の家でキューピッドの「紫苑」と、真由美の母と以前不倫をしていた桜田俊郎も自宅でキューピッドの「のらり」と、それぞれ出会う。達也は女性の力で幸せになると言われ、桜田は不倫という未練の心を「のらり」に塞がれる。
　その後、のらりは紫苑にその心を塞いだ過ちを見つけられ、心を塞いだことを削除しに、達也と共に桜田を捜し回った。
　スパで桜田を見つけた達也、紫苑、のらり。そこには偶然にも真由美たちも来ていた。紫苑とのらりは無事に桜田を見つけると、未練の心を消し去った事への削除をした。
　丁度イベントもやっていて、真由美、達也、桜田、三人が揃ってゲームに参加した。そこで真由美はとんでもない恥をかく結果に。そしてそれを守ったのが達也だった。お陰で真由美と達也は急接近。帰り際、ロビーで待ち合わせをしていると、雑誌の編集者の人の目にとまり、その容姿を認められいきなり雑誌の撮影に。その後は正式モデルに採用されるなど生活は好転した。
　出会った二人は、結婚をすることになった。そして、同時結婚式を挙げようとするのが紫苑とのらり。二人の行動に、突然、式の最中に笑い出してしまう二人。そして怒り出す父。それをなんとか平和にしようとはなめがたちあがる。そして、はなめは自分ができることを探して、全力を尽くしきった。