koten girishago saishono kyohon dai ni kan (Japanese Edition)

John Williams White's First Greek Book(1896)の日本語訳です。全ての練習問題は正解付き。著者はハーバード大学教授（古典ギリシャ語）。
高校生を対象にした1年間のコースです。初版は１００年以上も前ですが、アメリカでは今も現役の教科書です。新約聖書の文例を追加しました。
新約聖書をギリシャ語で読みたいという希望を持っている人も最初から聖書に限定したギリシャ語を学ぶよりも、古典ギリシャ語を学習することにより、
しっかりとした土台を築くことができます。

ギリシャ語を初めて学ぶ人がこの教本の全コース（８０レッスン）を終了した段階でクセノフォンのアナバシスXenophon’s Anabasisを独力でなんとか読めるようになることを目指しています。
この教本は現在でもアメリカの大学でテキストとして用いられています。

古典ギリシャ語の教科書はたくさんありますが、本書の特徴はクセノフォン「アナバシス」にほれ込んだ著者が「アナバシス」のテキストを読み進めながら、
古典ギリシャ語の習得を目指そうとするところにあります。


ペルシャ王ダレイオス２世の死後、長男が王位に就きます。弟キュロスはギリシャ人傭兵部隊などと共に反乱を企て、クナクサで決戦(401BC)となります。
この戦闘でキュロスは殺され、ギリシャ人傭兵１万人は敵地に取り残されます。彼らがどうやって祖国帰還に成功したかを描いたのが「アナバシス」です。
クセノフォンはキュロスの友人の誘いでこの戦いに参加します。ギリシャ軍の主だった将軍がペルシャ人の謀略で殺害された後、クセノフォンは兵士たちから指揮官に選ばれます。
クセノフォンはソクラテスの弟子で軍人、歴史家です。彼の書き残した多くの本はその優れた古典ギリシャ語スタイル、内容の面白さでギリシャ語学習のための教材として長く利用されてきました。




言語のミステリィー
Lesson 21.直説法受動態
Lesson 22.完了、過去完了直説法中動態と受動態(1)
Lesson 23.完了、過去完了直説法中動態と受動態(2)
Lesson 24.前置詞
Lesson 25.子音変化名詞(1)
Lesson 26.子音変化名詞(2)
Lesson 27.子音変化形容詞(1)
Lesson 28.約音動詞(1)
Lesson 29.約音動詞(2)
Lesson 30.約音名詞、形容詞
Lesson 31デポネント動詞、条件文(1)
Lesson 32接続法能動態(1)、条件文(2)
Lesson 33接続法勧奨、目的(2)
Lesson 34接続法中動態、受動態(3)
Lesson 35約音動詞と接続法(4)
Lesson 36流音幹名詞
Lesson 37疑問代名詞、不定代名詞
Lesson 38希求法(1)
Lesson 39希求法(2)
Lesson 40希求法(3)
索引
単語リスト
追記 APPENDIX