KYOUKAINAKICHUUTAI (Japanese Edition)

　日本に不法滞在の中国人が主人公である犯人、動機、トリックあての推理小説です。
　社会性については国際刑事手続きについてです。普通の推理小説には書いてないことが全体的によくまとまってます。難しい用語、かなり平易に言い直しました。
　国際刑事手続きとは、例えば日本で犯罪を犯してタイなどに犯人が国外逃亡した場合、仮に捕まったならどの国でどの法律で裁判にかけられるのかといったことです。
　きちんと国際法など一般理論も踏まえ要点を解説しております。全体的に物語性、社会性、推理性がうまく融合してかなり良質に仕上がっているはずです。だいぶ読みやすくなったはずです。コボだと初版でも星４をつける人がいたので、私の解釈だと、そういう人が増えたとなります。ようは評価が低かった人も星一つ分ぐらいは、上になったはずです。