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    meisou to jinnsei no tanosimikata: hosai meisoukai kouwaroku (Japanese Edition)

    Por Arina Hosai

    Sobre

    本書、「はじめに」 より引用紹介

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    はじめに

    この宝彩瞑想会講話録は、「瞑想と人生の楽しみ方」と題して、2009年11月15日に東京中野で行われた、第141回宝彩瞑想会の講話を収録したものです。

    瞑想は、人生を楽しく生きるための優れた技術です。
    瞑想は古くからある技術で、もともとは古代インドで発達、完成されたものです。
    古代インドでは、「心のヨーガ」と「身体のヨーガ」を合わせて「ヨーガ(修養)」と呼んでいました。
    今日では、「身体のヨーガ」の技術が様々な流派の「ヨガ」として展開しています。
    もう一方の「心のヨーガ」が、「瞑想」です。

    さて、その瞑想を一言でいえば、いつも思考を走らせている頭を「何も思考しない状態」にして、究極のリラックス状態にすることです。それには、思考が走る元となる思考の種を片付けなくてはいけません。そのための三つの手順が、古代インドにはありました。「集中」「気付き」「棚上げ」です。瞑想の伝播途上で、インドから北方から東方には特に「集中」が、南方には特に「気付き」が、西方には特に「棚上げ」が、強調されて色濃く伝わったように私には思えます。
    しかし、「集中」ばかりをしていては、思考の種は片付きません。「気付き」だけをしていても思考の種は片付きません。「棚上げ」だけをしていても思考の種は片付きません。

    瞑想の第一段階では、「集中」「気付き」「棚上げ」の浄化三手順を順番に行うことによって、「思考の種」を片付けていきます。
    簡単に説明すると、マントラ(意味を持たない短い言葉)に意識を「集中」して、出てきた別の思考に「気付き」、それを「棚上げ」することを繰り返すことによって、思考の種をどんどん片付けていくものです。
    マントラに意識を集中させていると、マントラを唱えることに飽きてきたマインドは、別の案件を見つけ出して、それを考え始めます。そのマントラ以外のことを考えていることに気が付いたら、「今は、瞑想中だから、それは後で考えよう」と、その考えを取り込んだり、咀嚼して考え続けたりする前に、その考えを取り上げて、先送りします。つまり、その考えを手放す、やめる、棚上げして、マントラを唱えることに戻るわけです。これを続けていると、マインドの机上から思考の種がなくなってきます。頭の中がしーんとこの上なく静かになってきます。

    この仕組みを岐阜県の長良川で有名な伝統的漁法、鵜飼に例えてみると分かりやすいかと思います。
    鵜飼では、鵜を扱う鵜匠は、魚を捕まえた鵜が魚を完全に飲み込む前に吐き出させて、その魚を竹篭に入れて、鵜をまた川に戻しますね。
    魚を追いかけて鵜が動くと、「思考」になるとします。鵜は「マインド」で、魚は「思考の種」というわけです。
    さて、この鵜の動きを止めるには、どうするか? その方法として、鵜を縛り上げるとか、鵜に麻酔を打つとか、外部から鵜の活動を強制的に止める方法もあるかもしれません。しかし、そうすると、鵜がかわいそうです。壊れてしまいます。

    そうではなくて、鵜が追っている魚が面前からいなくなれば、鵜は魚を取る動きを止めます。それが鵜の動きを止める自然で良い方法です。
    では、どのようにして、「思考の種」である魚を、効率良く、素早く片付けることができるのか。そこで、魚を見つけて素早く捕まえることのできる、鵜の優れた能力を使うわけです。

    鵜は魚を見つけ次第、追いかけて捕まえるのが得意です。マインドが思考の種を見つけ次第、拾い上げて思考を開始するようなものです。鵜は自分が捕まえた魚を飲み込んで消化しようとしますが、そうさせては次の魚を捕りにいかなくなるので、鵜匠は、魚を取り上げて篭にいれてしまいます。マインドも見つけた思考の種をもとにあれこれ考えを始めようとしますが、そうさせては次の思考の種を探しにいかなくなるので、見つけた思考の種を素早く取り上げて棚上げします。

    鵜は何度も何度も、川と鵜匠の間を行き来しますが、そのうち捕まえる魚がいなくなると、漁に向かわなくなります。静かになります。瞑想なら、片付けが終わり頭の中に考える種がなくなった状態になったことです。仕事がなくなった鵜も、マインドも、ここで初めてリラックスできるわけです。すると、瞑想は「第一段階」を通過して「第二段階」に入っていきます。

    瞑想の実践の方法を少し詳しく説明しましたが、瞑想をすることによって、浄化三手順が上達すると、日中も、マインドの働き過ぎを止めることが簡単にできるようになります。すると、行き過ぎた不要な不安や、行き過ぎた不要な不満がなくなります。不幸感を感じることがなくなるわけです。マインドが不幸の種をことさら見つけてこなければ、人間はもともと大ハッピーですから、その大ハッピーをすぐに体験できるというわけです。幸せな人生になります。それが瞑想の究極の目的です。

    本書では、瞑想や修行をする際に、ちょっと迷いやすい、ふと陥り易いポイントを、質疑応答も交えて、お話ししました。
    瞑想や、修行に真剣に取り組んでいる方には、とても良いヒントになると思います。

    なお、この講話録は、当時の録音から、なるべく忠実に書き起こしたものですので、「話し言葉」になっています。そのため、会場の雰囲気等はよく分かると思いますが、書き言葉と比べて若干くだけた言い回しもありますので、その点ご了承ください。


    宝彩有菜

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    目次

    はじめに

    第一部 講話録

    01 目的を持たずに行動する
    02 考えてるのは、過去か未来のこと
    03 考えなければ、心配は「無い」

    第二部 質疑応答

    01『自己ナビ情報』
    02 自己認識を上げる方法
    03 愛からの行動とは
    04 マインドを使って「愛」の行動
    05「助けてあげよう」と「助けたい」
    06 その人の幸せと不幸は、その人に責任が有る
    07 今にいると、五感情報しかない

    あとがき

    付録:「知恵の完成」と「愛と欲の8要素」
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