なぜみんな私のことを”ヘン”と言うのだろう、なぜ私は人とちがうのだろう、なぜ私はみんなと同じように楽しめないのだろう、「愛」って何?辞書をひいてもさっぱりわからない。シゴトをするために地球に来たのに、何をどうしていいかわからず、一人道に迷う宇宙人。シゴトをするどころか、自分の存在が危うくなり、あげく自分探しの旅をし始め、故郷に想いを馳せては、星空に向かって”もう還りたい”と一人泣く。一方で、”イヤ、ダメ。啖呵切って降りてきたのに、何もせずして還れない”と右往左往する。宇宙テレビで私を見る仲間も、ほとほと呆れている。
「本当は私だって今のまま在りたくない」「本当はこうしたいよ」「今の私は、本当の私じゃない」心の奥底から発せられる声を感じながら、耳をふさぎ、かき消し、聴かなかったことにする。「夢?そんなもの、あるわけないだろう。現実を見ろよ」、ほんの一瞬、夢や理想にふれようとする自分が現れるが、その自分を追いやる。
人は、周りの何かがあることによって自分を知ることができるが、いつからか、周りの何かと自分を比較するようになり、周りを羨んだり、周りが正しいものとして無理に周りにあわせたり、生きるためにはこの方法しかないと思い込んでしまうこともある。時に今の環境を罵倒し、苦しみもがく自分は、完全に世界から孤立したように感じることもある。社会に生きる中で、それはおかしいよ、と口元まで言葉が出つつも言葉を呑む自分がいたり、とっさに差し伸べようとした手をひっこめてしまったり。人は、そこまで考えていないよ、と私に言う。人は、そこまで自分が発する言葉に責任や意味をもっていないよ、と言う。この世なんてそんなもんさ、仕方ないだろうこの世で生きていくためには……。しかしそれでも、人それぞれに雄大な心の世界がある、と信じる。その世界を大切に、自身の素の世界にふれてほしいと心から願う。一人として同じ個性はなく、”あなたは、この世にたったひとりしかいない とくべつな人”だから――『いつもすてきでありますように』。人は幸せに生きる義務がある。素直に甘えられなくて、素直に”ありがとうって言えんで、ごめん”。不器用な宇宙人が自分探しをする中で観た世界を綴った一冊。
michi ni mayotta uchujin huwaku no toshi no kokoro no tabi (Japanese Edition)
Sobre
Baixar eBook Link atualizado em 2017Talvez você seja redirecionado para outro site