昭和元年から半世紀に渡り、新潟県の豪雪地帯にて、生涯で8400人を助産した産婆「関矢ツヤ」さん。
昭和50年に70歳で幕を閉じたツヤさんには、手書きの助産筆録が残されていました。
筆録には、当時の助産の様子や研究発表での統計やレポートも含まれていました。
産婆は個人の活動が中心であるため、記録として残っているものは少ないそうです。
その助産筆録を娘であり、母と同じ看護職の道を選んだ著者が、
当時の産婆活動と母としての「関矢ツヤ」の姿を奮闘記として著しました。
自宅出産が主流で、医療も十分でなかった時代。
助産筆録には、
産婦へのいたわり、家族によるサポート、新生児の扱い方など、
現代に残したい『命の授かり方』が優しく詳しく書かれていました。
産婆活動、仕事と家庭との両立、家族の協力を、
時代の流れとともに、
一人の産婆からの『命の授かり方』を伝えます。
「産婆ツヤさん奮闘記」
第1章 70年前の原稿
第2章 産婆開業と結婚 ~新居で共働きの暮らしを始める~
第3章 当時の家庭分娩 ~診察、分娩介助、新生児の沐浴巡回~
第4章 時代の変化 ~戦時中から戦後の社会情勢「産めよ殖やせよ」~
第5章 戦後、和らいできた社会の中で迎えるお正月の思い出
第6章 産婆として人生を全うした母
midwife tsuyas stories of struggle (Japanese Edition)
Sobre
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