もぐら通信に連載して来た『もぐら感覚』の分冊です。連載第9回目の、安部公房の『顔』について論じております。
安部公房にとって、顔とは一体何であったかを、10代の詩から『燃えつきた地図』も含み、更に安部公房を発見した埴谷雄高の存在概念との相違をまでを、安部公房のテキストを引用して、論じています。
安部公房の顔の意味を解き明かした論考です。
この顔の初出は、10代の詩の中に既に現れていて、その少年時代に、20代以降の安部公房の小説や戯曲の世界の顔になっております。
ここに既に現れている顔は、その後小説家として、また戯曲家として身を立ててからも、安部公房の作品に、必ず、例外なく出てくる感覚です。
それは何故なのか、何を意味するのかを、10代の詩に淵源を求めて解明したものです。
これを知ると、安部公房の文学をより深く理解することができると思います。
安部公房の好きな方に、お読み戴けるとありがたく存じます。
Mole Sense Nine Face (Japanese Edition)
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