辞書なしで超速読月刊英語ニュース 2016年9月号 INTRODUCTION
本書は、最新の英語ニュースを、まるで日本語の記事を読むように辞書なしですらすら読んでみたいという夢を叶える本です。
本書は、8月の海外の英語ニュースを、政治・経済・社会・文化・科学技術、ライフスタイルの分野にわたり47記事収録しています。またその中の十数記事には音声も付属させています。そしてすべての記事が辞書なしで速読できるようになっています。
本書は、不明な単語が出るたびにいちいち辞書で意味を調べて読む各駅停車型ではなく、読み始めたら終点まで辞書なしで一気に読む超特急型です。
これを可能にしているのが、サイトトランスレーションと呼ばれる英文速読法を時事英語の速読、つまり記事の内容を一目で把握するために若干アレンジした日本語訳です。
本書では「サイトトランスレーション」を「時事英語の超速読にいっそう適した方法に手直しして利用しています。
サイトトランスレーションでは、以下のことが実証されています。
1.英文読解のスピードが飛躍的に速くなる。
2.英語のロジックを理解できるようになる。
3.リスニング力が伸びる。
4.英語を読む量が増え、獲得する情報量が飛躍的に増える。
本書はサイトトランスレーションと最新の英語ニュースを組み合わせることによって最も効果的な英語力の強化を図っています。
--- 本書の効果的な読み方---
本書では、一つの記事を以下のように2つの形で収録しています。一つは日本語訳付き[English-Japanese]、もう一つは英文のみ[Full Text]の文章です。
本書では、2つの方法で英文記事を読みます。
(1) [English-Japanese]
本書は英文フレーズと日本語訳を交互に掲載しています。ここでは英文フレーズを見てその意味を瞬時に日本語訳で確かめる作業を行います。これで瞬間記憶力をますます強化します。これが超速読力の原動力となります。
まず、サイトトランスレーションで日本語訳付きの記事の要点を把握します。
"Japanese Prime Minister Shinzo Abe's move 日本の安倍晋三総理の動きは on Wednesday 1日水曜日の to delay a 2 percentage point hike 2%の増税を延期するための in the national sales tax 国の消費税での was widely anticipated 広く予想されていたことであった given the sluggish state of the economy. 国内の停滞する経済を考慮すると What that means for Japan's creditworthiness これが日本の信用度に関して意味するものは is more fuzzy. いっそう不鮮明であるということだ"
(以降省略)
短いフレーズでも、「何がどうした」という意味をなしていることがお分かりと思います。これを一読するだけで例えば「日本の景気を考慮すれば、2%の増税の延期は予想されたことだ。これで日本の信用度は不鮮明になった」という要点が把握できます。「安倍総理の動きは・・」はこの段落の要点ではありませんので外します。
最初の[English-Japanese] ではこのような感じで記事全体を読み進め、記事の要点をしっかり把握します。
サイトトランスレーションでは基本的に英文を頭から訳していきます。しかし私の放送同時通訳の経験から7個前後の英単語数の塊(フレーズ)までなら、ぱっと見て一気に訳すことも可能です。
例えば、
"What that means for Japan's creditworthiness is more fuzzy." ですが、
従来のサイトトランスレーションで直訳すると、
What /that means /for /Japan's creditworthiness/is /more fuzzy.
何を/ これは意味するのか/関して/日本の信用度に/である/いっそう不鮮明
となると思います。意味は分かりますが、瞬時に日本語で要点を把握することは困難です。
従って、本書のサイトトランスレーションでは以下のように2つの塊に分けます。
What that means for /Japan's creditworthiness(単語6個)
/is more fuzzy.(単語3個)
6個の単語の塊と、3個の単語の塊に分けることで、「一目で分かります」
"What that means for Japan's creditworthiness" の意味は「これが日本の信用度に関して意味するものは」と瞬時に日本語で把握することができます。
本書では、後ろから訳す翻訳技術を最も効果的に活用しています。ぱっと見て瞬時に日本語で理解するためには不可欠な翻訳技術です。学校や学習塾で培った英文和訳力をここで発揮します。
後は、
/is more fuzzy. (単語3個) 「いっそう不鮮明であるということだ」になりますね。
ネイティブは頭から読むと言われています。本書はこれを積極的に取り上げています。英文速読には欠かせないからです。しかし日本人は「英文を後ろから上手に訳す」という世界的に見ても希で素晴らしい英文和訳技術を持っています。本書はこの日本人の特徴も取り入れています。上記のようにいくつかの単語の塊を一目で瞬時に理解するため絶対にに欠かせないからです。つまり本書は両方の利点を最も効果的に取り入れているのです。
(2)[Full Text]
(1)でのサイトトランスレーションの経験を生かして、[Full Text](英語のみの全文)を同じくサイトトランスレーションします。(スラッシュ記号[/]が挿入されています)
例えばこんな感じで頭の中で読み進めて行きます。
"Japanese Prime Minister Shinzo Abe's move(頭の中で:日本の安倍総理の動きは) /on Wednesday (頭の中で;水曜日の)/to delay a 2 percentage point hike (頭の中で;2パーセントの上昇を延期する)/in the national sales tax(頭の中で;消費税で)/ was widely anticipated(頭の中で;広く予想されていた) / given the sluggish state of the economy.(頭の中で;経済の停滞状態から考慮して)(以下略)
このようにサイトトランスレーションで素早く訳す方法については、本書を読むにつれてその「こつ」が分かってきます。
どこで区切るのが適切かについては、本書では基本的に以下の基準で分割しています。
1. 前置詞(to,in,on,of,with等)・前置詞句の前
2. カンマ(,)・セミコロン(;)・コロン(:)の後
3. that節・疑問詞節・whether節の前
4. 関係代名詞・関係副詞の前
5. 不定詞・分詞・動名詞等の前
6. 接続詞(where,why,when,what,which,because,if等)の前
本書の[Full Text]には、スラッシュ記号[/]が挿入されていますが、そのままの区切りで訳したり、もっと細かく区切って訳したり、逆にもっと長くして訳したりさまざまな読み方を試すことができます。その中で必ずあなただけに最も適したサイトトランスレーションテクニックを身につけることができると思います。
本書には一部音声を付けた記事があります。★印を付けています。
★:記事の内容と音声は基本的に初級から中級です。遅いペースの音声と通常の英語ニュース放送とほぼ同じ速さにした音声も付属しています。
★★:記事の内容と音声は米国民に向けた通常のニュース放送と同じレベルで上級向きになります。しかし、★の記事でリスニングを繰り返し鍛えれば、★★の記事であっても十分に聞き取ることができます。
いずれもサイトトランスレーションで内容を把握した後にリスニングすると驚くほど正確に聞き取れます。音声はリスニングの他にシャドウイングの強化にも活用できます。
Kindle電子書籍リーダーをインストールすれば、ほとんどの端末で本書を読むことができます。
◎重要なお知らせ
本書に収録された動画と音声を利用するには、ご利用になる端末がインターネットに接続され動画や音声が正常に再生される環境が必要です。ご購入の前に、ご利用になる端末をYou Tubeなどのサイトに接続して、端末で動画や音声を正常に視聴できることを確認してください。また、音声付きのすべての記事には、同時にダウンロード版の音声を付けています。万が一直接リンク[Direct Link]が繋がらなくなっている場合にはこちらの音声をご利用ください。
本書で英語を生涯のキャリアとするための第一歩を踏み出していただければ幸いです。
本書は、最新の英語ニュースを、まるで日本語の記事を読むように辞書なしですらすら読んでみたいという夢を叶える本です。
本書は、8月の海外の英語ニュースを、政治・経済・社会・文化・科学技術、ライフスタイルの分野にわたり47記事収録しています。またその中の十数記事には音声も付属させています。そしてすべての記事が辞書なしで速読できるようになっています。
本書は、不明な単語が出るたびにいちいち辞書で意味を調べて読む各駅停車型ではなく、読み始めたら終点まで辞書なしで一気に読む超特急型です。
これを可能にしているのが、サイトトランスレーションと呼ばれる英文速読法を時事英語の速読、つまり記事の内容を一目で把握するために若干アレンジした日本語訳です。
本書では「サイトトランスレーション」を「時事英語の超速読にいっそう適した方法に手直しして利用しています。
サイトトランスレーションでは、以下のことが実証されています。
1.英文読解のスピードが飛躍的に速くなる。
2.英語のロジックを理解できるようになる。
3.リスニング力が伸びる。
4.英語を読む量が増え、獲得する情報量が飛躍的に増える。
本書はサイトトランスレーションと最新の英語ニュースを組み合わせることによって最も効果的な英語力の強化を図っています。
--- 本書の効果的な読み方---
本書では、一つの記事を以下のように2つの形で収録しています。一つは日本語訳付き[English-Japanese]、もう一つは英文のみ[Full Text]の文章です。
本書では、2つの方法で英文記事を読みます。
(1) [English-Japanese]
本書は英文フレーズと日本語訳を交互に掲載しています。ここでは英文フレーズを見てその意味を瞬時に日本語訳で確かめる作業を行います。これで瞬間記憶力をますます強化します。これが超速読力の原動力となります。
まず、サイトトランスレーションで日本語訳付きの記事の要点を把握します。
"Japanese Prime Minister Shinzo Abe's move 日本の安倍晋三総理の動きは on Wednesday 1日水曜日の to delay a 2 percentage point hike 2%の増税を延期するための in the national sales tax 国の消費税での was widely anticipated 広く予想されていたことであった given the sluggish state of the economy. 国内の停滞する経済を考慮すると What that means for Japan's creditworthiness これが日本の信用度に関して意味するものは is more fuzzy. いっそう不鮮明であるということだ"
(以降省略)
短いフレーズでも、「何がどうした」という意味をなしていることがお分かりと思います。これを一読するだけで例えば「日本の景気を考慮すれば、2%の増税の延期は予想されたことだ。これで日本の信用度は不鮮明になった」という要点が把握できます。「安倍総理の動きは・・」はこの段落の要点ではありませんので外します。
最初の[English-Japanese] ではこのような感じで記事全体を読み進め、記事の要点をしっかり把握します。
サイトトランスレーションでは基本的に英文を頭から訳していきます。しかし私の放送同時通訳の経験から7個前後の英単語数の塊(フレーズ)までなら、ぱっと見て一気に訳すことも可能です。
例えば、
"What that means for Japan's creditworthiness is more fuzzy." ですが、
従来のサイトトランスレーションで直訳すると、
What /that means /for /Japan's creditworthiness/is /more fuzzy.
何を/ これは意味するのか/関して/日本の信用度に/である/いっそう不鮮明
となると思います。意味は分かりますが、瞬時に日本語で要点を把握することは困難です。
従って、本書のサイトトランスレーションでは以下のように2つの塊に分けます。
What that means for /Japan's creditworthiness(単語6個)
/is more fuzzy.(単語3個)
6個の単語の塊と、3個の単語の塊に分けることで、「一目で分かります」
"What that means for Japan's creditworthiness" の意味は「これが日本の信用度に関して意味するものは」と瞬時に日本語で把握することができます。
本書では、後ろから訳す翻訳技術を最も効果的に活用しています。ぱっと見て瞬時に日本語で理解するためには不可欠な翻訳技術です。学校や学習塾で培った英文和訳力をここで発揮します。
後は、
/is more fuzzy. (単語3個) 「いっそう不鮮明であるということだ」になりますね。
ネイティブは頭から読むと言われています。本書はこれを積極的に取り上げています。英文速読には欠かせないからです。しかし日本人は「英文を後ろから上手に訳す」という世界的に見ても希で素晴らしい英文和訳技術を持っています。本書はこの日本人の特徴も取り入れています。上記のようにいくつかの単語の塊を一目で瞬時に理解するため絶対にに欠かせないからです。つまり本書は両方の利点を最も効果的に取り入れているのです。
(2)[Full Text]
(1)でのサイトトランスレーションの経験を生かして、[Full Text](英語のみの全文)を同じくサイトトランスレーションします。(スラッシュ記号[/]が挿入されています)
例えばこんな感じで頭の中で読み進めて行きます。
"Japanese Prime Minister Shinzo Abe's move(頭の中で:日本の安倍総理の動きは) /on Wednesday (頭の中で;水曜日の)/to delay a 2 percentage point hike (頭の中で;2パーセントの上昇を延期する)/in the national sales tax(頭の中で;消費税で)/ was widely anticipated(頭の中で;広く予想されていた) / given the sluggish state of the economy.(頭の中で;経済の停滞状態から考慮して)(以下略)
このようにサイトトランスレーションで素早く訳す方法については、本書を読むにつれてその「こつ」が分かってきます。
どこで区切るのが適切かについては、本書では基本的に以下の基準で分割しています。
1. 前置詞(to,in,on,of,with等)・前置詞句の前
2. カンマ(,)・セミコロン(;)・コロン(:)の後
3. that節・疑問詞節・whether節の前
4. 関係代名詞・関係副詞の前
5. 不定詞・分詞・動名詞等の前
6. 接続詞(where,why,when,what,which,because,if等)の前
本書の[Full Text]には、スラッシュ記号[/]が挿入されていますが、そのままの区切りで訳したり、もっと細かく区切って訳したり、逆にもっと長くして訳したりさまざまな読み方を試すことができます。その中で必ずあなただけに最も適したサイトトランスレーションテクニックを身につけることができると思います。
本書には一部音声を付けた記事があります。★印を付けています。
★:記事の内容と音声は基本的に初級から中級です。遅いペースの音声と通常の英語ニュース放送とほぼ同じ速さにした音声も付属しています。
★★:記事の内容と音声は米国民に向けた通常のニュース放送と同じレベルで上級向きになります。しかし、★の記事でリスニングを繰り返し鍛えれば、★★の記事であっても十分に聞き取ることができます。
いずれもサイトトランスレーションで内容を把握した後にリスニングすると驚くほど正確に聞き取れます。音声はリスニングの他にシャドウイングの強化にも活用できます。
Kindle電子書籍リーダーをインストールすれば、ほとんどの端末で本書を読むことができます。
◎重要なお知らせ
本書に収録された動画と音声を利用するには、ご利用になる端末がインターネットに接続され動画や音声が正常に再生される環境が必要です。ご購入の前に、ご利用になる端末をYou Tubeなどのサイトに接続して、端末で動画や音声を正常に視聴できることを確認してください。また、音声付きのすべての記事には、同時にダウンロード版の音声を付けています。万が一直接リンク[Direct Link]が繋がらなくなっている場合にはこちらの音声をご利用ください。
本書で英語を生涯のキャリアとするための第一歩を踏み出していただければ幸いです。