自己を探求する人が「平和の使者」になる。
愛も、信仰も、戦争を止めてはくれません。矛盾だらけの「真理もどき」に振り回され、世界は燃え続けています。安らぎを求める人類に、釈迦牟尼ブッダはどんな答えをだしたのでしょうか? アルボムッレ・スマナサーラ長老による初期仏教入門講座で解説された「ブッダの平和論」をこの一冊に凝縮しました。
「今の世の中を見ると、あらゆる苦しみ、戦い、諍いが絶えず起こり続け、人間社会には一向に平安、幸福は訪れません。…なぜ人間はお互いに戦い、憎みあって殺しあって、不幸しか作らない生き方しているのか。なぜ人々は幸せを願いながらも、人生を苦しみの内に終わらせてしまうのか。その問題を説く最も重要な鍵として、私は真理という言葉に焦点を当てたいのです。「真理」を知らない限り、人々に幸せ、平安が訪れることはないからです。」(本文から)
目次:
序 章
不安な現代社会に揺るぎない真理を
「ありのまま」を知ることが平安への道
見解は真理を覆う争いの種
私見は危険
ブッダが完全なる安らぎを発見する
1 愛への依存は心の自由を奪う
親の刷り込みが真理の前に立ち塞がる
「愛」の探求者になると幸せが遠ざかる
クエスチョンマークを付けたい「愛」
慈悲に優る幸福の呪文なし
愛が苦しみに変わる仕組み
世界は真理もどきに振り回されている
2 何が平和を壊すのか?
宗教は「絶対」を叫ばずにはいられない
信仰は憎しみの生みの親
真理は主張するものではなく、確かめるもの
愚者は正義の味方となり、智者は他の過ちを許す
歩むべき道を確かめる方法
宗教を恐れず客観的に観ると……
◎行為の結果を否定する教え
◎行為に倫理価値はないという教え
◎因果の代わりに運命を立てる教え
◎苦行や生け贄を勧める教え
本物の修行は決して苦ではありません
道徳は価値観ではなく真理です
3 ブッダの社会人教室
無条件で信頼できる唯一の人
賢い人は恨みを捨てる
勝利への王道
◎付き合う人を選んで自分作り
◎敬うべき人は心のより所
◎自分にふさわしい場所がある
◎自制は成功のもと
◎「よく語られた言葉」をしゃべると頭脳明晰になる
◎さらにワンランク上を目指す
◎働き盛りの社会人は社会の決まりを尊重する
◎悪事ヘの誘惑に注意しよう
◎飲酒は脳細胞を餌食にする
◎頑固で怠けると追い出される
◎脳細胞の活性化には仏法が一番
◎真理を体験して究極の勝利を味わう
4 争いの世界を乗り越えるブッダの智慧
智慧によってのみ、人は心の自由を獲得する
◎人の堕落
◎怠らないようで怠る人
出世間のススメ
◎納得がいかない人生
◎楽を目指しても収穫は苦
◎安らぎは何処にある?
◎争いの世界を乗り越える八支の道
◎平和のために知るべきこと
付 録
ブッダが教える「勝利への王道」(吉祥経より)
nanigaheiwawokowasunoka (syoki bukkyo no hon) (Japanese Edition)
Sobre
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