3つの異なる生物的気質(個体差)が存在する。
遺伝子は個体に、次のような指令を出した。
「環境に潰されない頑強な個体になれ」
「環境に適応できる柔軟な個体になれ」
「環境を破壊して適応できるものに変革させる」がポジティブ形質で、「環境に適応できる柔軟な個体になれ」からは、「環境に適応する」と「異なる環境に移住する」という二つの選択肢が生みだされた。前者がバランサータイプ、後者がネガティブタイプとみなされる。それは、バランサーとネガティブは「双子の縁」を持っているということでもある。
3つの気質は、「勇猛・拙速」、「要領・狡猾」、「虚弱・臆病」とも表現されえる。性別でいえば、突進破壊型のポジティブは男、専守防衛型のネガティブは女、策謀型のバランサーがその中間形態としてのLGBTと色分けされるかもしれない。
哺乳類は大脳新皮質を装着し、五感のすべてを統括することによって繁栄してきた。その結果、「危機管理能力」を司る部位が発達した。餌を取るより敵から逃げるを選択した。こうして、「感受性、繊細、内向的、神経質、慎重、寡黙、陰湿、臆病と小心」という基本性向を持つネガティブタイプがプロトタイプ(原型機・基本形)となった。
「燃え尽き症候群」はポジティブ仕様の混乱。
器用貧乏はバランサーのマイナスポイント。
うつ、引き籠り、認知症などはネガティブの弱点。
それぞれに固有の問題点がある。
それぞれに異なる対応策がある。
原初仕様のスリータイプを分類ないと対処法が支離滅裂となり、弊害が生じてしまう。これが現在の混乱の大きな源になっている。戦闘力の弱いネガティブには、「失敗しない賢い生き方」が求められる。そのためには、ネガティブが陥りやすい穴を埋め、道をならしておくことが必要になる。
共感の恐怖。
偽善の恐怖。
潔癖症の恐怖。
とりあえず、3つの穴を埋めておかねばならない。ネガティブは戦略性を持たねば勝てない。「2つの心臓」と「2つの脳」を攻略しておこう。大脳新皮質は、「創造を介した進化」を司る機能です。新奇・創作と関与し難い受動性では「刺激」にならない。「刺激とスイッチ」を考慮しない脳内テクは意味がない。
ネガティブ対応最強の処方箋の一つはテストステロン装備になる。刺激とスイッチとテストステロンの使い方が分かるとモテないまんまネガティブは、プロトタイプゆえに大変身を遂げられる。モテない君がモテ男君に変身する。底辺貧乏君が蓄財王になれるかもしれない。
テストステロンを装着したネガティブは強い。
しかし、意識を装着したネガティブはもっと強い。
生物の基本形である「危機管理ネガティブ気質」に「脳内ホルモン」を充填し、さらに「意識」をプラスすれば、相乗効果によって相当に強靭な個体が生み出される。ネガティブはサクセスとラブに最も近い最強プロトタイプである。
目次
第1章 プロトタイプの弱点
①まんまネガティブが勝つ確率は恐ろしく低い
②ネガティブが落ちる穴3つ
☆共感の恐怖
☆偽善の恐怖
☆偽善の虜にされる脳内メカニズム
☆ネガティブ語録を論破する
☆潔癖症の恐怖
第2章 脳が命
☆ブスの掟スリータイプ
☆2つの心臓と2つの脳
☆2つの心臓の1つは鍛えると若返る
☆2つの脳を鍛えないと頭は良くならない
☆能動か受動かの差異がもたらす想定外の大きさ
第3章 健康情報の嘘
☆老化とビタミンCの嘘
☆炭水化物抜きダイエットをしてはいけない
第4章 脳内メカニズム
☆腰痛という幻影
☆パニック障害
第5章 恋愛の秘訣
☆ネガティブ対応最強の処方箋
☆まんまネガティブはモテない
☆コミュニケ障害の誤解
第6章 蓄財の王道
☆まんまネガティブだから貧乏になる
☆ネガティブは生物界の司令塔
☆ポジティブとネガティブを決める因子
第7章 究極の不可視領域
☆運はポジティブもネガティブも信じるべきという根拠
☆意識による転換は最強
☆時間は物質
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