日本で見られるフクロウの仲間ほとんどすべての写真とその撮影方法を詳細に説明しました。フクロウの撮影にご興味のある方にお薦めします。
フクロウを撮影するときの注意点
襲撃から身を守る
フクロウは、夕方から早朝にかけては、怖い物はありません。人間に対しても、平気で襲ってきます。特に、眼や首や背中を襲ってきます。私は今までに、世界で40種類以上のフクロウを撮影してきましたが、何度も襲われました。特に巣の中にヒナがいたり、ヒナの撮影をしたりしようとすると、よく襲われます。フクロウの撮影では、眼にはゴグルを、頭にはヘルメットを、首にはバスタオルをまいていきます。それでも足りない場合には、傘をさしたり、枝を頭の上にかざしたりします。人間が目をそらした隙をねらって、襲ってくることが多いので、特に注意が必要です。フクロウの爪は、ネズミなどを獲物にしていることが多く、危険な菌がたくさんついています。フリースや厚手の上着で、爪から体を傷つけられないようにしなければなりません。
焦点の合わせ方
自然光が少なくなってくると、カメラの自動焦点機能が動かなくなったり、不正確になったりします。フクロウが止まりそうな枝や杭などの上に、明るい時間に焦点を合わせておき、リモコンでシャッターを切るとよいでしょう。
懐中電灯やフラッシュの使い方
巣のそばでの撮影では、懐中電灯に赤いセロハンをつけておき、フラッシュを使えば、赤い色は写りません。フラッシュは、左右から2灯使うと、赤目を予防することができます。カメラの真上にフラッシュを置くと、赤目になること多いので、カメラから左右に50センチくらい離す必要があります。しかし、フクロウの親が、フラッシュや人の気配にいやがって、ヒナにたいして餌を運ばないようでしたら、その巣はあきられるべきです。あなたの撮影した映像よりも、フクロウたちの命の方が大切だからです。
Nihon no Fukuroutachi: Sono Satsueihouhou (Japanese Edition)
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