この本は、メールのチェックはできる、ホームページも時々見る、でもそこまで。という人達に向けて作ったパソコンとネットの活用の本です。基礎編と自立編があります。この本は、基礎編です。
あまりIT関係が得意でない人が多い日本語教師をモデルに「デジタル教材の作り手になる」をゴールに想定して書きました。日本語教師の方はもちろん、地域の日本語教室や日本語の学習が必要な人がいる職場、学校で仕事をする方、そして、日本語教育に関わりがなくてもパソコンやネットをもっと活用したい!という人には必ず役に立つと思います。
基礎編のゴールは、検索やツイッターなどを使ってネットで情報収集ができるようになること。そして、自立編のゴールは、電子書籍を自費出版したり、動画を作って、ネット上でシェアしたり販売したりできるようになることです。いろんな仕事で、いろんな応用が可能です。
ひとつは、特定のソフトの使い方などをそれほど詳しくは説明していないことです。何かをやりたい、何かを作りたいとなった時に「こういう方向でやればいい」ということを示して、ツールは「だいたいこんなカンジ」ということだけ説明しました。
「ググればわかること」「最新情報を探したほうがよいこと」はほどほどに。「ググってもわかりにくいこと」を重点的に書きました(そのかわりに、検索のやり方は基礎編でじっくり説明しています。また「このワードで検索すると近道」という語も各項目で紹介しています)。書籍版でだいたい概要を理解したら、Web版でサンプルや動画をみたり、リンク先に飛んで確認してみてください。
書籍版は基本的な理解中心なのでイラストや図版などはほとんどありません。それは2つめの特徴に繋がります。
ふたつめの特徴は、書籍版(印刷版と電子版)とWeb版の3つのバージョンがあり、紙の本と電子書籍版は有料ですが、Web版は無料で閲覧できることです。できるだけ多くの人に、効果的に学んでもらうため、こういうやり方にチャレンジしてみました。
Web版は、この本のサポートサイトにあります。本編内にサポートサイトのURLとQRコードがあります。裏表紙にあるQRコードからも行けます。
基本となる内容は同じですが、記述や説明方法などはそれぞれのフォーマットに最適化しています。Web版では、Webの特性を生かして、画像や引用した動画、サンプルなどをたっぷり使って説明しています。紙の本と電子書籍には、Web版の同じページのURLが書かれていて、画像や動画、サンプルを参照しながら確認することができます。書籍とWebページが連動しています。
Web版は、可能な限り新しい情報に更新していきます。これで、パソコン関連の書籍がすぐに古くなってしまうという弱点をかなり克服できると思います。
練習用の素材として、CC BYで、自由に使える写真700枚以上と1000以上の日本語の単語と簡単なフレーズの音声ファイル、いくつかの動画素材を配布します。
画像ファイルは1998年からコツコツと撮ってきたものです。音声ファイルは、私どものサイトのコンテンツと書籍用の音声ファイルとして、日本語学習用にプロのナレーターの方とひとつひとつ作ってきたものです。日本語学習者向けに作られた素材アーカイブとしてはかなり大きなものになると思います。(もちろん、今後、追加していきます)
この素材だけで簡単な日本語のデジタル教材なら作れるはずです。自由にダウンロードして、練習に、また、好きなように改造して、自分のものとして活用してください。このkindle版はDRMフリー、印刷版のライセンスはCC BY NC 4.0 です。勉強会などで複製して使ったり、二次加工して配布したりができます。
基礎編
基礎編は、Googleのサービスを使いこなしてみよう。また、ツイッターでネット社会を覗いてみよう、そして、タブレットでこれからの主流になる新しい操作の方法も体験してみよう、という内容です。アカウントの作り方の注意点なども書いています。
自立編
自立編は、何かを作ってみよう。そしてそれをネットで配布したり売ったりしてみよう、という内容です。一見難しそうだけど、実は、専門知識は不要で、ちょっとした努力でできることを書いてみました。何かを作って販売するまでに必要ないろんな手続きから、ネット上で音声や翻訳をしてくれる人を探して、交渉し、契約するまで、やり方や注意事項など、実体験をまじえて具体的に細かく書きました。
あなたが何かを作ってみたいという人なら、この本を読めば、パソコンを起動して、手を動かしたくなると思います。ぜひこの本を道具として使いこなして、何かを作り、ネット上で世界中の人達とシェアする喜びを味わって下さい!
あまりIT関係が得意でない人が多い日本語教師をモデルに「デジタル教材の作り手になる」をゴールに想定して書きました。日本語教師の方はもちろん、地域の日本語教室や日本語の学習が必要な人がいる職場、学校で仕事をする方、そして、日本語教育に関わりがなくてもパソコンやネットをもっと活用したい!という人には必ず役に立つと思います。
基礎編のゴールは、検索やツイッターなどを使ってネットで情報収集ができるようになること。そして、自立編のゴールは、電子書籍を自費出版したり、動画を作って、ネット上でシェアしたり販売したりできるようになることです。いろんな仕事で、いろんな応用が可能です。
3つの特徴
1 具体的なことはググって!
ひとつは、特定のソフトの使い方などをそれほど詳しくは説明していないことです。何かをやりたい、何かを作りたいとなった時に「こういう方向でやればいい」ということを示して、ツールは「だいたいこんなカンジ」ということだけ説明しました。
「ググればわかること」「最新情報を探したほうがよいこと」はほどほどに。「ググってもわかりにくいこと」を重点的に書きました(そのかわりに、検索のやり方は基礎編でじっくり説明しています。また「このワードで検索すると近道」という語も各項目で紹介しています)。書籍版でだいたい概要を理解したら、Web版でサンプルや動画をみたり、リンク先に飛んで確認してみてください。
書籍版は基本的な理解中心なのでイラストや図版などはほとんどありません。それは2つめの特徴に繋がります。
2 無料(CC BY NC SA 4.0)のWeb版で確認できる
ふたつめの特徴は、書籍版(印刷版と電子版)とWeb版の3つのバージョンがあり、紙の本と電子書籍版は有料ですが、Web版は無料で閲覧できることです。できるだけ多くの人に、効果的に学んでもらうため、こういうやり方にチャレンジしてみました。
Web版は、この本のサポートサイトにあります。本編内にサポートサイトのURLとQRコードがあります。裏表紙にあるQRコードからも行けます。
基本となる内容は同じですが、記述や説明方法などはそれぞれのフォーマットに最適化しています。Web版では、Webの特性を生かして、画像や引用した動画、サンプルなどをたっぷり使って説明しています。紙の本と電子書籍には、Web版の同じページのURLが書かれていて、画像や動画、サンプルを参照しながら確認することができます。書籍とWebページが連動しています。
Web版は、可能な限り新しい情報に更新していきます。これで、パソコン関連の書籍がすぐに古くなってしまうという弱点をかなり克服できると思います。
3 無料(CC BY 4.0)の素材ですぐに教材製作ができる。
練習用の素材として、CC BYで、自由に使える写真700枚以上と1000以上の日本語の単語と簡単なフレーズの音声ファイル、いくつかの動画素材を配布します。
画像ファイルは1998年からコツコツと撮ってきたものです。音声ファイルは、私どものサイトのコンテンツと書籍用の音声ファイルとして、日本語学習用にプロのナレーターの方とひとつひとつ作ってきたものです。日本語学習者向けに作られた素材アーカイブとしてはかなり大きなものになると思います。(もちろん、今後、追加していきます)
この素材だけで簡単な日本語のデジタル教材なら作れるはずです。自由にダウンロードして、練習に、また、好きなように改造して、自分のものとして活用してください。このkindle版はDRMフリー、印刷版のライセンスはCC BY NC 4.0 です。勉強会などで複製して使ったり、二次加工して配布したりができます。
基礎編と自立編の主な内容
基礎編
- 簡単な検索のコツ
- ハードやソフトのこと
- メールアドレスを4つとる
- 実名と匿名を使い分ける
- Googleのサービスを使いこなす
- ネットの情報収集を自動化する
- 日本のネット社会を知る。
- ツイッターの使い方
- 日本のネットに住んでいる「いろんな人達」
- タブレットで再スタート
基礎編は、Googleのサービスを使いこなしてみよう。また、ツイッターでネット社会を覗いてみよう、そして、タブレットでこれからの主流になる新しい操作の方法も体験してみよう、という内容です。アカウントの作り方の注意点なども書いています。
自立編
- PDFで配布する。
- 電子書籍を作って売ってみよう
- 日本語レッスン動画の作り方と公開方法
- 自分のサイトを持つとできること。
- ネット上でフリーランスの人を探して依頼してみよう。
- 自動校正、コピペを見破る、など使いこなしたいソフトの紹介。
- 教育関係のネットのサービスってどんなものがある?
自立編は、何かを作ってみよう。そしてそれをネットで配布したり売ったりしてみよう、という内容です。一見難しそうだけど、実は、専門知識は不要で、ちょっとした努力でできることを書いてみました。何かを作って販売するまでに必要ないろんな手続きから、ネット上で音声や翻訳をしてくれる人を探して、交渉し、契約するまで、やり方や注意事項など、実体験をまじえて具体的に細かく書きました。
道具として活用してください!
あなたが何かを作ってみたいという人なら、この本を読めば、パソコンを起動して、手を動かしたくなると思います。ぜひこの本を道具として使いこなして、何かを作り、ネット上で世界中の人達とシェアする喜びを味わって下さい!