昔、貧しい村に住んでいた少女は、
魔法使いの真似事をしてしまったばかりに不老不死となります。
二十、三十と歳を重ねても若い外見のままの彼女は村人に不気味がられ、
家族や友達にさえ裏切られ、ついに村から迫害されてしまいます。
逃げ込んだ先の森、
そこで見つけた不思議な家で
彼女は人間を捨て魔法使いとなる決意をします。
それから五百年以上の時が経った頃、
魔法使いの少女は森で野草摘みをしていたところ、
足を挫いて動けなくなった女性の姿を見つけてしまい――。
この物語は、
そんな彼女が魔法使いとして生きる何百年という時の中の、
ほんの一片に過ぎません。
魔法は掛けるものではなく“描ける”もの。
人間を捨てた魔法使いと人間の女性、
その二人によって描かれる心温まる魔法の物語。
『人間を捨てた魔法使い』
※執筆時のページ数
・182ページ(42文字×34行)
・271枚(四百文字詰原稿用紙)
Ningen wo suteta Mhotukai (Japanese Edition)
Sobre
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