世界初の舞台裏にはドラマがある。
大発見や偉業の裏側には、失敗と挫折に彩られた、ドラマチックな物語がある。
日本の科学者や発明家たちの栄光のかげに秘められた、知られざるエピソードを通して、子どもたちに夢と勇気を与える、感動のノンフィクション!
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[目次]
1、世界にHONDAを走らせた男 ——— 本田 宗一郎【ほんだ・そういちろう】
・はじめて見た飛行機のスピードに魅せられる
・小学2年で自動車づくりを決意する
・東京の自動車修理工場に履歴書を送る
・地元の浜松で会社をつくる
・スピードに夢を託したドリーム号
・どうせやるなら、世界一をめざせ!
・発明は好きでやっていること
2、星になったロケットの父 ——— 糸川 英夫【いとかわ・ひでお】
・国産第1号ロケット、発射!
・夢の原動力は水中を飛ぶヤゴ
・はじめて見た「電気の力」に感動する
・「逆転の発想」でロケットを製作
・ロケットの発射実験も「逆転の発想」で
・小さくても宇宙への大きな第一歩!
・飛行機の製作から、バイオリンの製作へ
・創意工夫で夢をかなえ続けた人生
3、父と子でつないだ新幹線への夢 ——— 島 秀雄【しま・ひでお】
・新幹線「ひかり1号」がデビューを飾った日
・「車両の神様」島安次郎を父にもつ
・乗り物が大好きだった島秀雄
・生き返った新幹線計画
・思わぬ大事故
・夢の「東京・大阪3時間」
・時速250キロの実現
・新幹線のデビューを窓から見つめる
4、世界一をめざした塔博士の熱き思い ——— 内藤 多仲【ないとう・たちゅう】
・333メートルの世界一の塔は可能か?
・南アルプスのふもとで生まれた未来の塔博士
・造船をあきらめ、建築家をめざす
・留学先のニューヨークでショックを受ける
・トランクに間仕切りがある理由とは?
・地震に強い建物にするための構造
・大震災でも残ったビル
・世界一のタワーの設計スタート!
・タワーに高ゲタをはかせるアイデア
・世界に誇る耐震技術のシンボル
5、ミスター・トルネードの残した名言 ——— 藤田 哲也【ふじた・てつや】
・竜巻の強さを表す単位「F(フジタ)」
・科学する心をめばえさせてくれた父
・地質学にも目覚める
・長崎原爆の爆心地調査で発揮された科学の目
・周囲に支えられ単身アメリカへ
・「ミスター・トルネード」誕生!
・「フジタ・スケール」の発明
・だれも信じなかった「子竜巻」を実証
・なぞの航空機事故を解明したダウンバーストの発見
・ノーベル賞に匹敵する最高の評価を受ける
6、乾電池王になった町の大発明家 ——— 屋井 先蔵【やい・さきぞう】
・運命を変えた、たった5分の遅刻
・母子家庭で育った未来の乾電池王
・永久機関をつくって、大発明家になる?
・困ったら、一流の先生に聞く
・くやしさから生まれた、特許第一号
・電気時計には乾いた電池が必要だ
・世界が乾電池に注目!
・何度落ち込んでもはいあがる勇気
7、天才少年発明家が挑戦した夢の全容 ——— 安藤 博【あんどう・ひろし】
・エレクトロニクスをリードした多極真空管
・マルコーニにあこがれた電気少年
・無線電話のパイオニア鳥潟博士に会いに行く
・「多極真空管」の発明で、話題の中学生に
・「放送」の言葉もつくった天才発明家
・あこがれのエジソン、マルコーニと会う
・1,000を超える特許を取る
8、ペースメーカーの父 ——— 田原 淳【たわら・すなお】
・心臓はどうして動くのか?
・私財をなげうって留学費用をつくった養父
・この学説はまちがっている!
・心臓を動かしているのは神経か、それとも筋肉か?
・生真面目だからこそ成しとげた発見
9、胃カメラを発明したエンジニア ——— 杉浦 睦夫【すぎうら・むつお】
・胃カメラ誕生前夜
・ふたりの男の出会いから物語ははじまった
・夜どおし夢中になったディスカッション
・不可能を可能にする挑戦の日々
・世界初の胃カメラの開発へ
・夢の「ガストロ・カメラ」
・腹腔内臓器撮影用写真機(胃カメラ)誕生!
10、ノーベル賞に輝いた会社員の情熱 ——— 田中 耕一【たなか・こういち】
・思いもよらないノーベル賞受賞
・おばあちゃんから「もったいない」を教えられる
・職人の父からコツコツ仕事をする大切さを学ぶ
・なみはずれた旺盛な探求心を原動力に
・出生の秘密からめばえた自立心
・畑違いの化学の分野で、未知の研究に没頭
・失敗の連続からつかんだ世界初の快挙
・パートナーとの出会いとノーベル賞受賞
・大学院に行かなくてもノーベル賞はとれる
・ノーベル賞のあとも、本当の夢を追う
主な参考図書
著者プロフィール
奥付
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[著者略歴]
上山 明博【うえやま・あきひろ】
1955年10月8日 岐阜県生まれ、作家(日本文藝家協会 及び 日本科学史学会 正会員)。
1999年 特許庁産業財産権教育用副読本策定普及委員会委員、2004年 同委員会オブザーバー、2012年 国立天文台科学文化形成ユニット科学プロデューサなどを務めるかたわら、文学と科学の融合をめざし、徹底した文献収集と関係者への取材にもとづく執筆活動を展開。
著書に『ニッポン天才伝 — 発明・発見の父たち』朝日新聞出版、『プロパテント・ウォーズ — 国際特許戦争の舞台裏』Kindle版、『発明立国ニッポンの肖像』Kindle版、『乾電池王とよばれた男 — 屋井先蔵の生涯』Kindle版などがある。
現在は、主に科学者や発明家の評伝小説に取り組んでいる。