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    numa ni otita Haino: forukuman reanda dowashu 2 (Japanese Edition)

    Por richardvonvolkmannleander

    Sobre

     19世紀ドイツの著名な外科医にして、童話作家のリヒャルト・フォン・フォルクマン(筆名リヒャルト・レアンダー1830-1889)が著わした童話集「フランスでの炉辺の夢想」の中から、第二集として、四篇をまとめてみました。
     子供は大人の父(The Child is the father of the Man)とワーズワースが言うように、子供のころの夢想を失わずにいる大人にとっては、この童話集は、子供と一緒に楽しむ大人の<夢想>であるといえるでしょう。

     各作品について、簡単な解説をしておきます。

    「沼に落ちたハイノ」は、夫や恋人を苦境から救済する、敬虔な妻または女性という、西洋の民話や童話の典型的なストーリーですが、おどろおどろしい沼の描写によって、一種の幻想譚になっています。童話的におさえた深層心理を探究してみるのも面白いでしょう。
    「泉になった墓」は、原題は<子供の話>ですが、大人が読んでこそ身につまされる独身者の心境が描かれています。フォルクマン=レアンダーは詩人でもあって、童話と詩との見事な融合は、この作品でも際立っています。
    「小鳥」は、童話であると同時に、短編小説の傑作であるといえるでしょう。容易に忘れ難い印象を残します。もちろん教訓つきで。
    「黒い子と金色の王女」は、今日の人権意識からは、問題点があるかもしれませんが、人種差別を時代の制約のなかで、童話的にプロテストしようとした作品ですから、そう目くじらを立てることもないでしょう。なによりも、不遇のなかで遍歴する主人公が、芸術によって身を立て、幸福を見い出すという、童話のなかでも最も魅力的なストーリー立てによって、共感を誘います。

     なおこの四篇の童話集はは、訳者のホームページで公開したものを、一冊にまとめました。

     訳者:脩海
     訳者のホームページ:「マリネンコ文学の城(エポス文学館)」
     発行所:ビブリオテク・ウラニボリ
    Baixar eBook Link atualizado em 2017
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