ギリシャ哲学のルーツ-タレスから始まる東のミレトス派、パルメニデスから始まる西のエレア派を見てゆきます。そこから本書のタイトルである「ピュタゴラスの音楽」に入って行きます。このテーマはキティー・ファーガソンの著書に触発されたものです。ピュタゴラスの「天球の音楽」の概念はプラトンを経由し2000年の時を経てケプラーに継承されます。
【本書の目次】
49章 オブジェクト指向を分析する – 包括的と分析的
類と種 – 分析的な分類/全体と部分 – 包括的な分類/包括的知識
第50章 オブジェクト指向を分析する – 白馬非馬
白馬論/「本質」という概念/「本質」という言葉 -ト・ティ・エーン・エイナイ
第51章 オブジェクト指向を分析する – ギリシャの東と西
東のミレトスと西のエレア/東の哲学 タレス/タレスと老子/抽象概念という概念/オブジェクト指向
第52章 オブジェクト指向を分析する – パルメニデス
在るものは在り、在らぬものは在らぬ/オブジェクト指向/パルメニデスとソクラテス/空集合/老子/空きあります/タレス、パルメニデスと老子
第53章 ヘラクレイトス – 万物流転と動的平衡
万物流転/ヘラクレイトスの太陽/動的平衡(dynamic equilibrium)/万物流転と動的平衡
第54章 ヘラクレイトス – 弁証法的発展
全体と部分/万物は争いによって生まれる/「対立」するものは、互いに似てくる/動的平衡と弁証法的発展
第55章 ピュタゴラスの音楽
サモス島/クロトン/ピュタゴラスの徒/テトラクチュス/天球の音楽/惑星音階
第56章 ピュタゴラスの音楽(2)
比に注目/オブジェクト指向のモデル/黄金比/ピュタゴラス思想の継承/ブルバキ - 数学の秘密結社
第57章 ピュタゴラスの音楽(3)
スキピオの夢/振動/無人の山/ジェットストリーム
第58章 ピュタゴラスの音楽(4) - ニュートリノ振動
UMLで表す/本質的なものと付随的なもの/不変なものと変化するもの/無限の世界/肉体の監獄/天球の音楽
第59回 ピュタゴラスの音楽(5) – ヨハネス・ケプラー
ケプラーの法則/惑星の音楽/調和と和声1/ヴィヴァルディ/調和と和声2
第60章 ピュタゴラスの音楽(6) – ケプラーの夢
月世界旅行/月からの視点で地動説を認識する/ケプラーの夢/天動説のモデル/地動説のモデル
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本書の内容は、情報システム学会(ISSJ)会員向けメールマガジン連載2015年1月〜12月寄稿原稿に加筆/修正をおこなったものです。
Object and Philosophy6: The Music of Pythagoras (Japanese Edition)
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