owarai (Japanese Edition)

不確実なものにどう対処するのか。芸を通じて誰かを笑わせることが仕事。
そういうレベルの認識ではこの激変の世の中を生き残ることはできません。

これまでの時代、良いものを作って、安く売れば、沢山売れて儲かるということが現実に起っていました。
でも、芸の世界では、昔から雲をつかむような「笑い」というものを追い求めていたのです。

今は、ビジネスの時代も、笑いのように正解の無い時代へと突入しています。
若手芸人の私が解説するのでは、力不足のこととは思いますが、一緒に不確実に対処する方法を
諸先輩方の力をおかりしながら、説明させていただきたいと思っています。

【この本の目玉】
超有名芸人の若手時代のネタ（80年代バージョン）と冠番組を持った後（90年代バージョン）
について、

・ネタの全文書き出し
・間の回数、間隔
・会話速度
・ネタ全文書き出し→語句（頻出する単語の集計情報）
・リズムテンポの主観的な分析

を通じて、芸の巧拙がどういった要素によってもたらされるのかを
示し、それをマネジメントする方法について考察します。