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    positive heart (Japanese Edition)

    Por Yuuki Morikawa

    Sobre

    ある地方の小都市にすんでいる孝太と、その妹の亜矢巳をめぐる物語。孝太は平凡で特にこれといって特徴はないが、能天気で明るさを持つ高校生。妹の亜矢巳は、隣接する中学校に通っている。亜矢巳は学校でも近所でも人気者で、孝太の同級生にすらファンのいるちょっとアイドル的な面をもつ女の子だが、本人はそのことには無頓着で、むしろ突飛な行動が多くて、兄の孝太たちはいつもそれに振り回されたりしている。
     亜矢巳は歌を歌うのが好きで、あるきっかけで歌手を目指そうとする。猛反対する親に隠れて受けたオーディションでは、上手い具合に上の選考へと進めた。しかし、その途中で、思わぬアクシデントに遭う。脚を悪くしてしまったのだが、研究者の父に知らせが行くと、彼はある医者と手を結んで、特殊な処置に取り掛かる。それは難なく成功したが、亜矢巳が大怪我をかつてしたことがあると孝太は初めて聞かされる。その時にした手術の影響で、今回のようなことになったらしいが、最悪なことに、またいつか再発の可能性があり、下手をすると身体全体に影響して、命に関わる可能性もあることを知る。精神的なものから誘発され得ることを父親は示唆する。それを聞いた孝太は、妹に真実を何も告げられない。
     そんな中、亜矢巳は歌から少し離れ、少しずつ元気をなくしていく。祖母の死をきっかけに、亜矢巳は失踪し、孝太は夜中じゅう探して、やっと泣いている妹を見つけた。その後親友の家に住み着いた亜矢巳は、すぐには家に帰ってこなかったが、文化祭での歌の成功もあり、家に戻ってくる決心をした。そこには前よりも強く成長した亜矢巳の姿があった。
     妹にとにかく無茶をして欲しくなかった孝太は、どうにかして安全に幸せに生きてくれれば、と願っていた。しかし失踪しても家出をしても、それが亜矢巳の身体に良くないかもしれないとは分かっていながら、本人の気持ちを考えると本気で叱れなかった。そのあとにあった文化祭で、歌を歌うことこそが亜矢巳の幸せなのだと改めて孝太は実感した。両親も、亜矢巳の歌う姿を見て、認めてくれるようになり、孝太も安心して妹を応援する気になった。先が不確実なのは、決して亜矢巳だけではない、自分の将来も不確実なのだ、いつ災難が誰に起きるかなど分からないもので、だがそれを恐がってくよくよしてもしようがないと思い、強く前向きに生きていこうと孝太は決心した。
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