1887年に出版された本書は、プレーに加えて歴史も楽しみたいゴルファーには格好の書です。
著者がプレーした1886年までの45年間(天保12年~明治19年)、ヴィクトリア朝大英帝国は最盛期を迎えています。この間にゴルフは古代ゴルフから近代ゴルフへと発展し、本書で述べられているように「貴族的で排他的なゲーム」から「あらゆる階級のもの」となっていきます。この発展の過程を著者は以下の分野で分かりやすく語ります。
① 過去から現在(著者の時代)に至る間のプレーの様子
② セント・アンドリューズ・リンクスのオールド・コースの変遷
③ ゴルフ人口増に大きく影響した新しいゴルフボールの出現
④ クラブの推移
⑤ R&A セント・アンドリューズ・リンクス・ゴルフ倶楽部の競技会
⑥ 最少スコア
これらに加えて職業ゴルファーも含めた素晴らしい人達、愉快な逸話、そしてゴルフに対する思索も語られています。
また、①から④の分野の記述には「近代ゴルフの父」トム・モリスが監修しており、本書の歴史的価値をさらに高めています。
付録にはR&A セント・アンドリューズ・リンクス・ゴルフ倶楽部の各種競技会での優勝者のリストがあります。
著者ジェイムス・バルフォア(1815~1898:バルフォア-メルビルとも称される)はR&Aセント・アンドリューズ・ゴルフ倶楽部で3回優勝しており、10回優勝した息子のレスリーともども同倶楽部の歴史に名を残しています。
本書は以降のゴルフの読み物に影響を与えており、本書を知る人々から良書とされています。
REMINISCENCES of GOLF on SAINT ANDREWS LINKS: The Advent of Modern Golf and The Change of Golf Holy Place (Japanese Edition)
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