【はじめに】(本文より)
新規事業は、企業が成長する上で不可欠のテーマであり、経営者の多くは積極的に取り組みたいとお考えのはずです。
その一方で、新規事業はなかなか成功しないもの、一か八かの博打のようなものと捉え、実行に二の足を踏む経営者も多いのではないでしょうか。
はじめまして、事業戦略コンサルタントの新井一聡です。商社での新規事業企画部門勤務を皮切りに、内外複数企業での新規事業立ち上げを経験した後独立して15年になります。
この間、携わった新規事業案件は200件を超え、その成功確率は80%を上回る実績です。ここでの成功とは、一過性の利益計上ではなく、収益事業としての継続です。
このようにお話しすると、ウソだろうとか、ありえないと思われるかもしれませんが、過去の実績を振り返っての結果ですので、紛れもない事実なのです。
決して怪しげな魔法を使ったわけでも、特殊な裏ワザを使ったわけでもありません。あくまでも、一般的なマーケティングの原理・原則に従ってアドバイスしたに過ぎません。
本書では、長年の実践経験に基づき得られた、新規事業に際して経営者が陥りがちな誤った思い込みや、思考のワナを分かりやすく解説してまいります。
失敗の芽を予め摘んでおくことにより、経営者が自信を持って新規事業に臨み、成功させることで日本経済活性化の一助となれば望外の幸せです。
【目 次】
はじめに
第一章: 新規事業の成否はスタート前に見極められる!?
◆ 成功確率80%の入り口とは
◆ 失敗案件の半数はなくなる
第二章: 嵌りやすい五つの思考のワナ
◆ ワナ一 創業と新規事業
◆ ワナ二 ビジネスアイデアとビジネスモデル
◆ ワナ三 世の中にない、全く新しい
◆ ワナ四 比類なき性能
◆ ワナ五 どこよりも安く
第三章: 話が違う!?
◆ 誰に何を訊くか
◆ 身近な存在、答えはぞんざい
◆ 「あなたの為」は、自分の為
◆ お客様の声は天の声
◆ お客様がいない、でも大丈夫
第四章: 成功は80%、失敗は99%
◆ 新規事業成功へのステップ
◆ 失敗をなくすという発想
おわりに
【著者プロフィール】
新 井 一 聡(あらい たかあき)
大学卒業後、商社にて新規事業開発を担当。企画から立ち上げに至る工程を実践で学ぶ。
クライスラー社との合弁事業では契約交渉から関与し、設立3年で100億円事業に育成。
その後、メーカーや流通業などにおいて新規事業を主導した後、2002年に独立。
新規事業の立ち上げ支援を中心に、事業戦略の構築や中小企業の事業再生などに貢献。
扱い分野は自動車、化学品、医療機器、スポーツ関連、ジュエリー、アパレルなど多岐にわたり、手掛けた新規事業案件は200を超え、その成功率は80%以上。
市場・顧客分析に基づいた実践的な戦略構築により数多くの成果を収め、上場企業から中小ベンチャー企業に至るまで、顧客企業の経営者から絶大な信頼を寄せられている。
クライアントの事業規模は、35%が上場企業を中心とした大手企業、65%が中小企業。
新規事業の立ち上げから売上高100億円レベルまでが中心。 東京商工会議所会員。
Result of the New Business is known before launch: 5 traps (Japanese Edition)
Sobre
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