この本は、五編の小説からなる短編集です。四〇〇字詰め原稿用紙換算でおよそ下記の長さです。
「ステンショ・ピジョン」・・・10ページ。崇高なるエキバト、駅に住む鳩の一日。
「皿上の空論」・・・33ページ。結婚の挨拶に来た男を巻き込んだ家族論争。
「宇宙ヶ丘ニュータウン」・・・18ページ。全人類対応型ニュータウンの華麗なる生活。
「小心旅行」・・・9ページ。バスの降車ボタン、そのプレッシャー。
「廃塔」・・・86ページ。理由もはっきりしないまま、忘れ去られた塔をただひたすら登っていく。
合計で150ページ余りになります。
少しサイエンス・フィクション傾向のある小説になっていますが、全く重苦しくない内容です。例えるなら、東南アジアのどこかの国でビール片手にのんびりと夕涼みをしている時、暇だから一つ電子書籍でも読んでみようか……というような気分に合った短編集だと思っています。
Sarajou-no-kuuron and four other short stories (Japanese Edition)
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