本文のストーリーと関係のない、猫、草花、風景その他が挿入されています。特に多様なネコの生態は読者の心の安らぎになります。心の癒しをお求めなら、本書が最適です。
ピクティとスワウは共に21歳で大の仲良しだ。貧しい村はタイの東北部でメコン川を挟んでミャンマーとラオスに接している。代理母出産を仲介するチャンはピクティにオーストラリア人キングス夫妻の依頼で代理母の要請を受けた。ピクティはメーサイ病院で女児を出産し、依頼人はジェーンと名付けた。ピクティは報酬で家を改装し、別棟を建てた。村で初めてのテレビを買ったので、村人が入れ代わり立ち代わりピクティの家に集まった。村も良くなった。スワウも村が良くなるならと代理母を希望するようになっていた。
チャンは、オーストラリア人オコーナー夫妻の代理母をスワウに依頼した。スワウは村が良くなればと引き受けた。スワウはメーサイ病院で双子を出産した。男児はダウン症候群であり、女児は健常であった。オコーナー夫妻は健常な女児だけを連れ帰国した。男児はスワウが育てている。新聞記者がこれを報道し、世界が知ることになった。オコーナー夫妻は記者会見し、異常児が分かった初期の時期に中絶を希望したが、代理母から拒否されたことを明らかにした。男児は死産か、生まれた場合もすぐに死亡すると告げられた。また、男児を連れ帰ることもできたが、代理母が自ら育てる希望があり、これを尊重したのである。スワウは報酬で井戸掘りを希望した。村人にとって、毎日の水汲みが最も難儀する重要な仕事である。しかし井戸掘りは高額で、スワウが受け取る報酬ではできないことが分かった。チャンはピクティが二度目の代理出産を引き受け、その報酬と合わせて井戸掘りを行うことを提案した。ピクティは同意したが、スワウはこれを知らなかった。
チャンがピクティに依頼したのは後宮麟太郎の児を生むものであった。麟太郎は富豪後宮家の御曹司である。ピクティの卵子と麟太郎の精子で児を生むというものであった。ピクティはスワウがダウン症候群の児を生んだことから躊躇したが、一人を生むことで引き受けた。ピクティが生んだのは2児だった。2個の受精卵を子宮に移植されたことによる。ピクティは憤慨したが、自分の遺伝子を持つ子であり、自分で育てられることから満足した。麟太郎は、2児に耕太郎と光太郎と命名した。
麟太郎は2児のほか一家全員がアユタヤで暮らすことを提案した。ピクティは危険で子育てに向かない大都会に住むことに反対であった。麟太郎はアユタヤが住みやすく、児には教育が必要であることを説いた。麟太郎はピクティを連れアユタヤを見学し、住まいを建設する土地を下見した。ピクティはアユタヤを何度か見るうち、移住を承諾した。アユタヤ郊外に豪華な家が建てられた。自然保護区が隣接していた。自然いっぱいのアユタヤ郊外で、ピクティの子育てが始まった。
40年がたち、耕太郎と光太郎並びに彼らの妻たちは事業に成功した。その規模は国家的・世界的規模のものであった。ピクティは毎年出身村へ支援金を寄付し、村はピクティ村と改名した。学校を建設し、メーサイ病院に小児病棟を寄付した。村では、ダウン症候群の児など障害者の支援を行う機運が高まった。村が豊かになり、もはや代理母を引き受ける女性はいなくなった。
Sarrogate Mothers (Japanese Edition)
Sobre
Baixar eBook Link atualizado em 2017Talvez você seja redirecionado para outro site