satyurosu (Japanese Edition)

「サテュロス」
「夢うつつ」
「老い」
少し毛色の変わった三篇を集めてみました。

「サテュロス」は、純一という５０がらみの男の話です。
元小企業の社長です。
純一は黒字倒産を喰らった。奥さんも逃げた。金はない。
世間にない話ではありませんな。
子供と自殺を計るが自分だけ助かってしまった。
手を貸したのがサテュロス、ろくなもんやおまへん。
サテュロスは純一を利用した。

「夢うつつ」は、過疎地の村と予言する蝦蟇が舞台です。
「老い」は、寛治という大学生の論文に端を発した人間
模様を扱っています。
さて、味わって頂けますでしょうか？

もちろん、嘘１００％、作り事です。

ご注意：
レイアウトがままなりません。読みにくいところもあ
ると思います。ご容赦を。