We love eBooks
    Baixar Sekai isshuu yotto de yuyu sekando raifu: katamaran umineko koukaiki gangaranakutemo daredemo dekiru sekaiishuu yottonotabi nouhaumansai (Japanese Edition) pdf, epub, eBook

    Sekai isshuu yotto de yuyu sekando raifu: katamaran umineko koukaiki gangaranakutemo daredemo dekiru sekaiishuu yottonotabi nouhaumansai (Japanese Edition)

    Por Motoyuki Sato

    Sobre

    隣のオジサン、何をしている人かな?
    真っ黒に日焼けしているし、会社勤めではなさそうだ。
    そういえば、最近見かけないねえ・・・
    ご近所の噂になった頃、オジサンは太平洋にいた!

    そう、世界一周をした双胴型のカタマランヨット、うみねこ号の佐藤宗之(さとうもとゆき)船長は普通のオジサンだ。どんな嵐をも乗り越える強靭な肉体を持っていたのではなく、うみねこ号に巨額の最新設備をつぎ込んだのでもない。

    家でゴロゴロしていると、家族に疎まれる。ゴルフや釣り、旅行など楽しいことを始めれば、気が晴れるし、健康にもよいだろう。
    気軽に始めた趣味、セカンドライフの一つとして、佐藤船長はヨットで世界一周をしてきたのだ。気晴らしなんだから、趣味なんだから、難しいことはやらないでいいのである。楽しく笑っているのだから、ストレスなんて感じない。おお、これは素晴らしい!

    でも、何事も準備は大事だ。近所の公園でランニングするのには、足に合ったシューズが必要だし、旅行に行くのには、旅先の情報を集めなければならない。通勤の途中にあるスポーツ店や書店に寄れば、いろいろと教えてくれるだろう。
    あれ? ヨット? 世界一周? 誰に聞いたらよいのだろう・・・

    だから、航海記ではなくて、顛末記なのです。楽しむためのノウハウが満載された一冊です。

    佐藤船長がヨットを始めたのは、社会人になってからです。それまでは、自転車やバックパックの旅に出ていたようです。仕事で海外に滞在したことも幾度かあります。どうやら、旅人の素養はあったようですね。日本でも乗っているヨットなのに、自分とは違った楽しみ方をしている人たちに出会いました。あまりに楽しそうなので、自然と引き込まれていきました。そして、気が付いたら目標ができて、そこへ向かって歩き始めていたのです。歩き出すと、いろいろなことに出逢えます。すると、目標は輝きを増すのです。もう、佐藤船長は止まりません。やがて、目標は「ヨットで世界一周」になります。佐藤船長は世捨て人ではないので、家族の生活などの現実も考えなければなりません。この現実が解決できると、「ヨットで世界一周」を具体的に検討します。船のこと、乗組員のこと、費用のこと・・・どうやら、これらも現実として可能なことが解ってきました。会社を早期退職して、ハワイでヨットを手に入れました。行動を共にする乗組員も揃いました。そして、2012年3月にホノルルのヨットハーバーを出港したのです。そこには別世界がありました。碧く輝く大洋も、そこに漂う<うみねこ>の船上も、島々の暮らしも、その全てが新鮮でした。世界一周の大部分をワールドARCというラリーに参加したので、安全や情報を担うことができました。それでも、<うみねこ>や仲間の船がトラブルに見舞われました。それらを陽気に乗り越えて行く様子がまた面白いのです。ラリーが終わっても、佐藤船長の旅は続きます。船乗りとして驚きの体験をしたり、昔の約束を果たしたり、出会いと別れがあったり・・・楽しさ満点です。読んでいると、自分にもできるんじゃないかなと思えてきます。きっと、できるんですよね。




    目 次
    前書き
    第一章 セカンドライフを決めた
     一.ヨットとの出会い
     二.デトロイトヨットクラブ
     三.放浪癖あり
     四.後悔しないために航海に出る
    第二章 ハワイで船を買う
     一.海外でヨットを探し、買い、登録する
     二.世界一周虎の巻を見つけた
     三.物好きが集った
     四.今やヨット世界一周は団体旅行
     五.いきなりハワイの海で洗礼
     六.ダイアモンドヘッドを見ながら整備三昧
     七.こんな買い物したことがない
     八.出発前日までドタバタ
    第三章 ホノルルからマッカイ(オーストラリア)
     一.ホノルル出港、もう戻れない
     二.船酔いしながら太平洋を南に
     三.初めてのランドフォール ファニング島
     四.カツヲをくれたトケラウ漁師
     五.最初に会ったのは酋長ジュニア・・・サモア
     六.リッチな島・・・フランス領ワレス
     七.泥温泉とカラオケ・・・フィジー
     八.火山の迫力にびっくり・・・バヌアツ
     九.世界一厳しい検疫・・・オーストラリア
    第四章 マッカイ から ダーウィン
     一.エンジンが壊れて日豪交流・・・マッカイ
     二.世界一周ヨットラリーに加わる
     三.カタマラン天国・・・グレートバリアリーフ
     四.初めての長距離国際草レース
     五.クロコダイルの街・・・ダーウィン
    第五章 インド洋横断
     一.魅惑のルアック珈琲―バリ島
     二.Oh No! 目の前で僚艇が沈む
     三.究極のラグーンブルー・・・ココス・キーリング諸島
     四.インド洋横断レース
     五.小さなインド・・・モーリシャス
     六.忘れられない出会い・・・レユニオン
     七.初めて迎える外国人クルー
    第六章 南アフリカ
     一.アフリカに着いた・・・リチャーズベイ
     二.あちゃー、オン・ザ・ランド・・・ダーバン
     三.我が愛艇の里帰り・・・セントフランシス
     四.カタマランヨットとイカの町
     五.オットセイがうようよ・・・ハウトベイ
     六.テーブルクロスで毎日が始まる・・・ケープタウン
    第七章 大西洋横断
     一.ライバルはどこだ?・・・レーススタート
     二.ナポレオンと階段の絶海の孤島・・・セントヘレナ
     三.シイラにもお酒を・・・大西洋横断後半
    第八章 ブラジル
     一.音楽を一年分聞いたカーニバル・・・サルバトール
     二.怖い街・・・レシフェ
     三.海賊出現・・・フォルタレーザへ
    第九章 ブラジルからカリブ海
     一.初めて使うギャフ・・・キハダマグロ
     二.ありゃ~、右舵がない・・・グレナダ
     三.ヨット天国でクルージング・・・ウィンドワード諸島
     四.ラリーは終わった・・・セントルチア
    第十章 カリブ海からニューヨーク
     一.時間も金もかかる舵作り直し・・・セントビンセント
     二.自由の女神に見守られ入港・・・ニューヨーク
    第十一章 エリー運河
     一.外国人女性クルー〈うみねこ〉に乗る
     二.上ったり下ったり・・・エリー運河
     三.約束は果たされた・・・デトロイト
     四. ジャズに見送られて
     五.激辛手羽先・・・バッファロー
     六.ムーンシャインって知ってる?・・・シラキューズ
     七.ええっ、運河が緊急閉鎖
    第十二章 イントラコスタル・ウォーターウェイズ(ICW)
     一. チェサピーク湾はカニ・・・アナポリス
     二. スリル満点橋くぐり・・・ICWをフロリダまで
    第十三章 バハマ
     一.急流を横切る・・・フロリダ海峡
     二.天国に帰ってきた・・・ビミニ島
     三.アンカリング天国・・・バハマ
     四. 世界でここだけ「泳ぐ豚」・・・エグズマ諸島
     五.セントフランシスファミリー集合・・・ストッキング島
    第十四章  キューバ
     一.外貨吸い上げ半島・・・バラデロ
     二.また入国手続き・・・マリーナヘミングウェイ
     三.本場でサルサレッスン・・・ハバナ
     四.不思議な一国二通貨の国
     五.食事はいつも生演奏付・・・シエンフエゴス
     六.久々の長距離航海・・・カリブ海縦断
    第十五章 パナマ
     一.小さな人、クナインディアン・・・サンプラス諸島
     二.ヨットの社交場・・・シェルターベイマリーナ
     三. やっっぱりデカかった・・・パナマ運河
    第十六章 無寄港一ヶ月
     一.四百八十食分の食料買い出し・・・パナマシティ
     二.小さな密航者
     三. 未だによくわからない赤道通過儀式
     四.微笑みこぼれるランドフォール・・・ヒバ・オア島
    第十七章 フレンチポリネシア
     一.食人とゴーギャンの島・・・ マルケサス
     二.南太平洋のワイナリー・・・ランギロア環礁
     三.これぞ、南太平洋・・・ソサイエティ諸島
    第十八章 世界一周達成
     一.サメと競う魚釣り・・・ スワロー環礁
     二.世界一が二つもある島・・・ ニウエ
     三.フレンドリーアイランド・・・トンガ
     四.ついにやった、世界一周・・・サブサブ
     五. 進歩する手続き・・・フィジー
     六.できたてのクルージングガイドで・・・北部バヌアツ
     七.ヘリ基地に居候・・・ ガダルカナル
     八. 再びオーストラリア
    第十九章 セイルインドネシア
     一.なぜ? セイルインドネシア・ヨットラリー
     二.クルー総入れ替え・・・ ダーウィン
     三. プレゼンテーション賞を狙う
     四.ビックリの簡単入国・・・ クパン
     五. ドミンゴ警部・・・チモールエステ
     六. 古式クジラ漁で生きる・・・ラマレラ村
     七. 生きている怪獣・・・リンチャ島
     八. 森の人と出会う・・・クマイ
     九.世界一周ヨット旅の終わり・・・ プテリマリーナ
    あとがき
    Baixar eBook Link atualizado em 2017
    Talvez você seja redirecionado para outro site

    Relacionados com esse eBook

    Navegar por coleções