Shigotoga juubai hayakunarukotowonegau consuting sahou kisonokiso vol one (Japanese Edition)

コンサルタントを目指す学生のみなさん、コンサルタントを起用する方、そんな方に読んで頂きたい本です。
特に、「なんか訳わからないけど、PMOのメンバーになっちゃった」という事業会社のみなさん、本書をちらっと読んで頂ければ、なんとなく「こうなるとヤバいんだな」という点が見えてくると思います。

本書ではコンサルタントが日々こなしている地味な仕事についての「お作法」を中心に解説しています。
若手コンサルタントが作成したドキュメントに、シニアコンサルタントがダメ出しするのが日常茶飯事なコンサルティング業界で、どんな作法を身につければ良いのか、面白おかしく指南するのが本書の目的です。
そんな若手コンサルタントも修行を続けると、

「破壊的、手を抜きゃ、墓行きイノベーション」

といったおもしろいことを言ったり覚えたりします。
プレゼン技術とかフレームワークの解説、提案書の書き方は、

「本書にはいっさい書かれていない」

のでご注意ください。その手の内容は世の中にあふれていますので、好きな本を探して読んでください。
なお、本書に登場する人物、エピソードはすべてフィクションです。

■目次■
・はじめに
・コンサルティング業務のパターン
　-課題解決型
　　--課題解決の現場
　-作業支援型
　-調査報告型
　　--海外調査の実際
　-実証実験型
　　--人気の実証実験プロジェクト

・仕事の始め方
　-全体像を描く
　　--計画変更
　-人の手配
　　--人の手配は駆け引き
　-時間の手配
　　--時間手配の現実
　-知識の手配
　　--都合よくいかないのが現実
　-アクションを決める
　　--WBSの仕込み
　-時間配分を決める
　　--トラブルの予兆
　-プロジェクトのマネジメント
　　--マネジメントとは
　-方向性の確認
　　--ブレまくる方向性
　-結論の確認
　　--ムリな結論

・あとがき
・著者紹介