Shingeki no Kyojin Misurede no Nazo 3 (Japanese Edition)

『進撃の巨人』はエレンの能力によって、壁内の王政の干渉が厳しくなります。調査兵団は解体寸前になり、王政に矛先を向けるしか選択肢がなくなります。真の王ロッド・レイスの秘密を探りつつ、奪われたエレンとヒストリアの奪還を目指します。真の王ロッド・レイスの本当の秘密とはなんなのか。エルヴィンのクーデターは本当に成功したのでしょうか。

本書は、別冊少年マガジンに連載されて『進撃の巨人』第15巻を構成する

第59話 外道の魂
第60話 火種
第61話 終幕
第62話 罪

の内容を読み解き、読者をミスリードに誘うシーンや台詞を考察し、巨人と壁世界の謎を解き明かしていきます。

第59話以降は、エルヴィン・スミスの逮捕からリヴァイによる中央憲兵の無力化、ハンジ・ゾエによるストヘス区でのベルク新聞社からの真相を語る新聞の発行などを経て王都でのクーデターが実行されます。なお、それぞれの連載のストーリーはそのまま紹介していませんが、重要なシーンや台詞を取り上げて解説しています。ネタバレが含まれますのでご了承願います。第59話以降をお読みの上ご覧ください。

—目次—

第一章　エルヴィンは空白の五日間、何をしていたのか
　エルヴィン・スミスがナイル・ドークに仕掛けた罠
　エルヴィンとピクシスとの交渉は決裂したのか
　エルヴィンのクーデターを支えたのはザックレー総統だった

第二章　臍を固めるリヴァイ班第104期のメンバー
　手の汚れたアルミンはさらに手を汚すのか
　仲間のために覚悟を決めたジャンの死は近いか

第三章　ハンジ・ゾエが仕掛けた壁内のマスコミの力
　ハンジ・ゾエの反撃はエルヴィン逮捕の翌々日から始まった
　中央憲兵の根城に向かう途中でクーデターの成功を知るハンジ
　第57回壁外調査からクーデターまでは二十日間の出来事だった

第四章　エレンに継承されたフリーダの能力は「座標」なのか
　ロッド・レイス家惨殺はグリシャ・イェーガーの仕業だった
　エレンの記憶の女性はロッド・レイスの長女だった
　「座標」はフリーダが持っていたのか
　グリシャが引き起こしたシガンシナの惨劇

第五章　いまだ見えない脈々と受け継がれるレイス家の血脈の秘密
　エルヴィンが恐れたレイス家の本当の力とは