副題を、『A Glimpse of the Zen .』とした。
2008年8月。サブプライムショックでアメリカにできたテント村の様子を見たフリーターの信二。その悲惨な有様にショックを受け、自分はもっと働くべきだと始めたのは、外国人旅行者相手の通訳兼観光案内、キャッチコピーは「日本の文化・伝統を案内します」というものだった。
それは、はからずも禅の教えをアメリカ人に伝授することになる。
この小説は、2008年8月に著者のブログへ初出。リーマン・ショック直前の投稿作品である。かの有名なリーマン・ショック(9月15日)以前、すでにアメリカではサブプライム・ローン証券の焦げ付きで、金融危機の嵐が吹き荒れ、アメリカの中産階級を直撃していた。
さて、日本では金融機関によるサブプライム・ローン証券の購入額が多くなかったことで、日本への影響は軽微であると思われていたが、海外メディアなどでその様子が報じられ、白人の中産階級もかなりの痛手を負っていたことがわかる。となれば、これはただ事ではない。そのころの日本人の低所得者信二は、正規雇用者にありがちな社会に埋没した暮らしとは逆であった故の心の自由さから、直感的に将来不安を痛感し、新たなバイトに乗り出すというお話である。
副題、『 A Glimpse of the Zen 』はあとから考えた。
彼の心の自由とはどんなところからきて、どんなものなのか、ということもなんとなく分かるという作品なのだ。
SHINJI NO BAITO (Japanese Edition)
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