shinjinpuroguramanotamenokihontekidebagguhou (Japanese Edition)

本書は、プログラマや新人SEが、必ず覚えて使いこなせるようになっておきたい基本のデバッグ方法について解説します。

WindowsアプリケーションなどのGUIプログラムの場合、開発ツールでブレークポイントを設定して、変数の値を調べたりしてデバッグを進めていきますが、画面の再表示が起こるなど、数値を確認した時と現象が発生した時の変数の値が、実は違っていたということもあります。

このようなときには、デバッグ方法を良く考えないと正しい答えに辿り着くことができません。
しかし、この基本のデバッグ方法であれば、ほとんどのプログラムをデバッグすることが可能です。
また、開発言語に依存しないので、どんな開発言語の場合でも使用することができます。
実際、私は、PHPで開発されたWebシステムやC++で開発されたGUIを持ったWindowsアプリケーション、同じくC++の組み込み系のアプリケーションやデバイスドライバなど、多くの分野・開発言語のプログラムをこの方法を使って、完成させてきました。
もちろん、中には、この方法だけでは不十分だったために、他のデバッグ方法を使ったこともありますが、まず、この方法で下調べを行ない、状況調査を行った後であれば、より高度なデバッグ方法を効率良く行うことが出来ます。

本書では、かなり強力なデバッグ方法になる基本的なデバッグ方法を完全に使いこなして、デバッグ効率をアップさせる方法を解説します。

この基本的な方法をきちんと身につけて、適切に使用すれば、プログラムのジャンルや開発言語が変わっても、スムーズに対応できることでしょう。

その後は、より高度なデバッグ方法を学んでいけば、より効率的に高品質のプログラムを作成できるようになるはずです。

基本のデバッグ方法をマスターして、さらなる高みを目指してください。