Shinran (KyorinsyaBunko) (Japanese Edition)

倉田百三は、『出家とその弟子』などの親鸞に関する小説がよく知られていますが、この『親鸞』との作品は、親鸞の信仰と生活について、わかりやすく自由に物語として叙述したものです。倉田は、伝説、俗信、あるいは文学的想像に物語として編んだと述べています。そして、「その結果は讃み易い、美しく深き内容と、ゆたかな文飾を持てる丸彫りな物語りが出來上ったやうに私は思ふ。」と述べて、仕上がりに自信を示しています。その倉田の言の通り、親鸞を身近に感じさせる読みやすい物語となっています。

【復刻版の原本】
　この電子書籍は、以下の書籍の版面を複写し、シミ、ヤケ、活字のかすれ等をできるかぎり修正し、読みやすくした復刻版です。
　倉田百三「親鸞」（角川文庫　昭和38年4月30日発行27版）
※端末によって見え方が異なる場合があるほか、復刻版の版面イメージの確認のためにも、無料サンプルをダウンロードし、確認の上でご購入下さい。なるべく大画面のタブレット、パソコン等でご覧になることをお勧めします。