★内容紹介★
主人公、康一(こういち)はA賞を受賞した小説家。しかし、なかなか「二作目」を書くことが出来ない。自分の才能の限界を感じつつも、名家・柊家の長女・結衣と結婚して柊家へと養子として婿入りする。
そこで、「隠されている結衣の弟」・帆波と出会う。
盲目である彼を見ると、どことなく黒い淵を歩くような心地を感じる。
帆波に興味を持った康一は、気が付けば、隠れて帆波に近付いていて……。
ミステリー調なボーイズラブ小説です。
・・・・・・・筆者紹介・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
冬原あや
fuyuhara★par.odn.ne.jp(★の部分を@に変えて送信してください)
ツィッターは「milkypinkkk」です。新作やキャンペーンなどについてつぶやいています。
おもにボーイズラブ18禁作品を書いています。
過去にはアダルトゲームのシナリオライターもしていました。
キンドルでもBL禁小説を何作かあげているので、よろしくお願いします。
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ボーイズラブ小説につき、性的な表現のシーンがあります。
★★★本文一部抜粋★★★
そのまま、唇をこじ開けて歯列を指でなでて、口中へと指を差し入れていく。
「う……う」
帆波の顔が辛そうにゆがめられる。そうして、強引に口を開けられたことで、彼の唇から喘ぐような、苦しみを訴えるような声が漏れ始めてきた。
「気持ちいいかい?」
そう口に出してみて、康一は自分の声もうわずっていることに気づいた。
「あ……違う……違う……」
帆波は小さく悲鳴のようにそう呟く。
「違う……。あ……自分とは……ちがう……」
彼の瞳孔の開いている目から、涙がこぼれ始めていた。それがキラキラと目を光らせると、康一は『キレイだ』と思った。
今まで、帆波がこんなにも「キレイ」だという事に気づかなかった。白い顔は整っていて、快楽により切れ長の目が細められると、妖艶な顔立ちになる。長いまつげがしっとりと涙で濡れると、より妖艶さが増していく。
「…………」
黙って、彼の顔を見つめながら、ペニスを握っている指を激しく動かした。
「ぁ……あ……」
帆波の口から、頼りない声が漏れる。ペニスは手の中で完全に勃起していた。芯をもったように硬く反り返っているソレと、帆波の綺麗な顔とをジッと見つめた。すぐにイカせてしまうのが惜しいような気がして、そのペニスの根本をきつく押さえながら、指で雁の部分を深くいじっていく。
Shiroiheya (Japanese Edition)
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