鬼面盃、すなわち外側に鬼面を造形した盃は、江戸末期頃から造られはじめ、明治時代には、九谷焼、備前焼、無名異焼などの窯元で盛んに作られ、全国に販売されました。それを見習って全国の窯元でも、それぞれに特徴をもった鬼面の盃が造られました。それは大正・昭和の時代にも引き継がれて、現代でも製造されています。
これら鬼面盃の多くは、見込にお多福面やお多福の姿を描いています。お多福はお福ともいいます。すなわち、「鬼は外、福は内」というわけで、節分盃とも呼ばれ縁起のよい盃なのです。また鬼福盃ともよばれました。
本書は、そういう鬼面の造形がされた様々な盃のコレクションをカラー写真で紹介したものです。
参考までに目次を掲げておきます。
はしがき(鬼面盃雑記)
1章 九谷焼の鬼面盃
2章 備前焼の鬼面盃
3章 無名異焼の鬼面盃
4章 古物の鬼面盃
5章 新作の鬼面盃
付録1 鬼外福内香盒
付録2 鬼の像酒器
なお、本書は以前に『鬼面盃写真帳』として同じkindle本で刊行しておりましたが、今回、新たに入手した鬼面盃を追加し、全面的に書直して新版として刊行しました。
sinban-kimennsakazuki-shasinnchou: onitootahukunoshuhai-collection (Japanese Edition)
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