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    Summer Picnic Penguin Mauve Hew and his friends (Japanese Edition)

    Por Kisaragi Kei

    Sobre

    ペンギンのモーブ・ヒューと仲間たちシリーズ

    人生の贈り物って何でしょう?
    家族、健康、仕事、お金……いろいろあるでしょう。作者は中でも友達が最も尊い贈り物だと思いますが、いかがでしょう?
    子供も大人も一緒に読める、楽しめる、心温まるお話です。

    絶海の孤島、セルリアン島に生息するペインズグレー種のペンギンは言葉を話し、道具を使い、石で出来た家に暮らしています。
    モーブ・ヒューは好奇心旺盛で食べることが大好き。冬の長いセルリアン島に暮らしているのに、とても寒がりでいつか南の島に旅行するのが夢です。
    そんな彼には幼馴染みで親友のビリジャンがいます。ビリジャンは読書家で編み物も料理も得意です。性格が全く違うのに彼らは深い友情で結ばれています。

    ペインズグレー種のペンギンは普段は一人暮らしをしています。だから、人に会っておしゃべりをするお茶会やパーティやお祭りが大好きです。
    年の始めや終わり、クリスマスもお祝いをします。お誕生会なんか特に。

    作者がまだ小学生の頃(随分と昔ですね)、クラスの誕生会の催しで友人と(今も彼女は私の親友です)紙芝居を作りました。物語も絵もオリジナルです。作者と友人の代わりの主人公は二匹のカエルでした。二匹のカエルは海の底にある王国に探検に行くのです。
    残念ながらその紙芝居は残っていませんが、その時の思いがモーブ・ヒューとビリジャンに姿をかえて、再び登場しました。
    モーブ・ヒューがおっちょこちょいなのは作者に似たのかも。

    彼らペインズグレー種のペンギンの住むセルリアン島は小さく、社会も限られています。ですが、その小さな島でモーブ・ヒューは世界や宇宙の不思議に触れ、人生(ペンギン生?)の深さを学んで行くのです。親友のビリジャンやセルリアン島のペンギンの仲間たちとの日常のささやかな出来事の中で。

    セルリアン島はトランプのスペード、あるいはかぶ、に似た形の島です。一カ所だけ何者かに喰われたような跡、入り江があります。虫食いの入り江と呼ばれていますが、島の創世記によると伝説の巨大海へびに食べられた跡だというのです。
    このエピソードは後々登場します。

    セルリアン島は長い冬と短い夏があるだけの自然の厳しい島です。その島で暮らすための工夫がいろいろなところで凝らされています。
    ペインズグレー種のペンギンたちの生活をこれからの物語と共に紹介して行きます。

    今回の第2弾は、季節は夏。モーブ・ヒューとビリジャンは岬にピクニックに出掛けます。彼らにとって忘れられない出来事が待っています。

    どうぞ、楽しみながら読んでみてください。

    【著者紹介】
    如月けい(きさらぎ・けい)
    1959年生まれ、東京都出身。
    趣味は映画鑑賞、犬の散歩。
    文学少女ではありませんでしたが、妄想暴走少女でしたね。
    ですから、想像上の友人たちが大勢います。
    今後は彼らを本の中で紹介していきたいという
    大いなる野望を持っています(笑)
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