syuryu titujo gainen wo tukate jibun wo mitumetara: gakuseisann no hon nanba sikkusu syuryuu titujo ron (Japanese Edition)

本書は、主流秩序・ジェンダー秩序に関する大学講義の学生レポートを紹介したものである。『主流秩序にいかに囚われているか―――学生たちの実態と本音、そして少しの突破』『私はこの講義を受けるまで深く考えたことがなかった―――主流秩序と私』『主流秩序・ジェンダー秩序の講義を受けて学生が本気で告白したこと―――Ａ大学・ジェンダー論講義のレポート』などに続く、学生レポート本の６冊目である。

女ならバドミントンかテニス。化粧品はデパートで買う。結婚は当然、誰よりもきれいになりたかった。周りを気にしてがっつり食べるのを我慢した。おしゃれしてブランド物をもって得意になる。親の目を気にしている。はじめは反発していたが、そのうち疑問も持たなくなった。「女の子だから」というあいまいな理由で女の子らしくなり、女子力アピールがうまくなった。私は本音では他人を敵とみなしていた。
そんな意識を持っていたという学生たちが、自分を見つめる。考え始める。私は主流秩序にとらわれていたのか？と。