日本人にあるはずの、物を見るためのものさし、他のいい方でいいますと、
アイデンティティや価値観、ベトナム人にはありません。
子供を保育園へ預けにいくバイク、
紫外線やスモッグをこれでもかと気にするバイク、
認知症なんて、なんのそのと、ガンガン飛ばすお年寄りバイク。
バイクにまたがる、
これらのベトナムの人々の写真を、一度でいいので、みてみてください。
ベトナム人は、なんて、自由なのでしょう。
バイクの乗り方一つで、見事に「自由」を表現しています。
それが、ベトナム人です。
もちろん、バイト代が一日平均7ドル、
警察官が威張っている、
社会主義国の一党制で、政治家が好き勝手にやり放題など、
バイクに乗ってるベトナム人の心の奥にも、哀愁がただよっているかもしれません。
カリフォルニアに住むベトナム人もこう言ってました。
「ベトナムに住んでいるベトナム人はみんな、ベトナムを出て行きたがっているよ」
それでも、ベトナム人ライダーは、
自由です。
このような、ベトナム人のアイデンティティ、物差しは、
どのようにして生まれたのでしょうか。
その答えに、ぱっと思いつくのが、ベトナム人の受けた教育です。
だとしたら、ベトナムの学校では、
どんな教育をしているのでしょうか。
なぞが、延々と深まります。
日本のように、質問がある時にだけ話す、テストのために暗記をする、
校長先生の話は黙って聞く、などとはまたべつな教育なのでしょう。
教育が違えば、もちろん、出来上がる大人が違うのは、目に見えています。
まさに、ひとにはひとのかずだけ、国には国の数だけ、ものさしがある、価値観がある、ということをバイクの乗り方ひとつで教えてくれる、ベトナム人ライダーたちを、ぜひ、その目でご堪能ください。
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