"店長さんって世の中に何人いるんだろう?
何万人、何百万人、いやいや何千万人だろう。
店長と言うと我々消費者が一番馴染みやすいのが、飲食店などの店長ではないでしょうか?
店長を辞書で検索すると、「店の最高責任者」と出ます。
会社の最高責任者は、代表権のある社長、CEOなどを言いますが、その企業がいくつもの事業拠点を持っていると思いますが、そこの最高責任者を言います。
この店長を筆頭に、支店長、支社長、営業所長、拠点長、センター長、事務総長、院長などの拠点(店)を構えるところの責任者、経営責任者を言うと考えます。
本著もその事業所の最高責任者の応援歌、その最高責任者を目指す人のベンチマーキング、その最高責任者を選択する人・評価する人への見方を私の経験をもとに述べていきたいと考えています。
それでは店長と呼ばれる人たちの業界を以下のように区分して、それぞれの業界特有の実情なりを踏まえて、店長はどうあるべきかについては各章でまとめることにしたいと思います。
その業界を以下の5つに層別しました。
1) 飲食業
レストラン、Coffee Shop、居酒屋、ファーストフード、麺や寿司などのチェーン店などの業界
2) サービス業
旅行代理店、学習塾、スポーツジム、エステ、娯楽、警備、広告などの業界
3) 商品販売業界
スーパー、コンビニ、ネット通販、専門店の量販店、デスカウントストア、金融商品などの業界
4) 専門業界
インターネット関連、物流関連、造園業関連、建設工事関連、システム開発関連、士業、人材派遣関連などの業界
5) 医療業界
総合病院、開業病院、介護施設、薬局、リハビリセンターなどの業界
これらの5つに層別しています。
高度成長時代ではマネジメントなんて必要なくても儲かっていました。
しかしこの低成長時代になると商品力や人脈だけでは儲からなくなったし、口コミやリツィートなどで急激に売れ始めて見たり、その売れ行きの波に乗れないともう次の波は来ないような風潮にもなっています。
高度成長とは違うマネジメントをしなければ、店舗は儲からない、店舗は成長出来ない。
儲からない、成長出来ない店舗は、店長が無能呼ばわりされる。
店長は商品力のなさ、近隣への競合他社の出現などの他責を理由に儲からない理由を探す。
これでは堂々巡りだし、悪循環ではないか。
この悪循環からの脱出こそ、本著の目的です。
すなわち「マネジメントで勝つ」しかもそのマネジメントは低成長かつネット時代のマネジメントでなければならない。
高度成長の時はマネジメントしなくても、物量が増えて企業は儲かり成長していた。
社員も企業が成長するので、ポストがドンドン拡大され新規のポストにつけた。
ところが今はどうだろうか?
低成長と言われ、仮に商品力があっても類似商品は出てくるし、ネット社会になったら口コミなどの思わぬところで爆発的に売れて見たり、その逆になったり、どこを中心線として経営して良いのか分からなくなった。
先輩に聞いても、ああだ、こうだと教えてくれるが、それは高度成長の時の話で今は違うだろうとは感じるが、かと言ってどうやったらよいか分からない。
そこで「店長のバイブル」と言うタイトルで、今のこの時期に何をすべきか?
どんな人を店長にすべきか?どのように発掘して育てるべきか?などを中心にまとめました。
年功序列や勤続年数だけで店長を選抜すると、出来の悪い店長の下には少なくとも10年は良い店長は生まれません。
1億払ってでも連れてきたい人と、1億払ってでも追い出したい人と揶揄されるのも分かります。
本著では良い店長になってもらうための願いを込めて
➀ KPI でモニタリングする
② なぜか、Plan Do Check Actionを繰り返す
③ 顧客目線で安心感、満足感を与えるにはどうすれば良いのか
④ 自分の店舗だけ良くなるのではなく、その地域、商店街、ショッピング
センター全体が良くなるために何をするのかを考えましょう。
と唱えてきました。
我々は社会人でもあり、消費者(顧客)でもあります。そのお金を払う立場で見るとこの店舗、この業種の安心と満足は何でしょうかを問いかけてきました。
5つの層別した業種に分けて、物量で稼ぐ時代から、技術で稼ぐ、領域拡大で稼ぐ、コラボで稼ぐ、などを提案してきました。
どの業種も、市場が変わった、事業環境が変わった、今までと同じ事業構造では生き残れない、と言う危機感を持ちながら本著をお役立てください。
Tencyounobaiburu: Tencyounobaiburu (Japanese Edition)
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